ホンダ・エンジンにカーボンボディ HPE SV R500(1) シャシー以外は別モノのロータス・エリーゼ

公開 : 2026.01.27 18:05

無数に施された細かな改良

ドライバー交代。筆者が運転席へ向かう途中、ウェブスターが3Dプリンターで出力されたエンジンマウントのことを話す。これにより、ドライブシャフトの位置が最適化され、CVジョイントの過熱を防げるとか。そんな細かな改良も、無数に施されている。

K20ユニットは、排気量が2.2Lまでボアアップされている。クランクは軽量な特注品で、コンロッドとピストンは鍛造品で、圧縮比は13:1。スロットルボディが気筒毎に組まれ、専用のハイカムは大径化されたバルブを15mm以上持ち上げるそうだ。

ハイ・パフォーマンス・エンジニアリング社のスタッフが掲げるカーボン製ボディパネル
ハイ・パフォーマンス・エンジニアリング社のスタッフが掲げるカーボン製ボディパネル

ロールケージが組まれたコクピットへ、少し声を漏らしながら身体を押し込む。ティレット社製バケットシートへ身体を固定すれば、既に気分は高揚気味。シフトノブは、アルミの削り出し。正面には、メーター用の小さな液晶モニターが据えられている。

気になる走りの印象とスペックは、HPE SV R500(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

HPE SV R500の前後関係

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