MG初のSUV、GSがオート上海にて正式デビュー

公開 : 2015.04.21 22:20  更新 : 2017.06.01 02:10

先日、スパイショットの撮影に成功したMG初のSUV、GSがオート上海で姿を現した。

2016年の販売開始に向けてMGが開発中のSUV、MG GSのテスト風景をAUTOCARの読者が提供してくれた。

この5人乗りSUVが初めて姿を現したのは2013年に開催されら上海モーターショーでのこと。当時はCSコンセプトという名前だった。

MGの親会社である上海汽車によると、中国では今年の5月の販売を予定しているが、英国に輸入されるのは2016年初旬の予定のようだ。

DVLA(ドライバー・アンド・ビークル・ライセンス・エージェンシー)によると、撮影に成功した車体が搭載するのは1.5ℓガソリン・エンジンとのこと。

デザインはアンソニー・ウィリアムズ-ケニーの元で進められる予定であり、上海とロングブリッジのデザイン・チームの共同作業になるようだ。

伝統的なエンブレムを使用したシンプルなグリルや、大型のバンパー、大径のヘッドライト、エッジの立ったボディ表面、立体的なサイド・ライン、黒く塗られたピラーや急角度のテールゲートがデザイン上の特徴となる。

全長は4500mm、全幅は1855mm、全高は1675mm程度になる予定で、フォルクスワーゲンティグアンよりも73mm長く、46mmワイドで、8mm低い。ホイールベースはティグアンよりも46mm長い2650mmとなる。

初期のレポートでは現行型サンヨン・レクストンと共通のプラットフォームを使用する予定が有力視されていたが、最終的には上海汽車とのパートナーシップによって開発したSUV用アーキテクチャーを使用するようだ。

販売開始直後は1種類のエンジンに絞るようだが、上海汽車が所有する英国のエンジニアリング部門によると、その後に別のエンジンも計画されるようだ。

その際に追加されるのがMG製の220psと35.7kg-mを発揮する2.0ℓ 4気筒ガソリン・エンジンとなる見込み。その他にも1.5ℓのガソリン・エンジンを採用するという噂もある。少なくとも1.5ℓの4気筒ガソリン・エンジンを製品版が搭載することは間違いなさそうだ。

画像のテスト車両は6速のデュアル・クラッチ・オートマティック・ギアボックスを搭載している様子。販売開始後には2WDと4WDの両方を選べるようになる見込みだ。

0-100km/hタイムは ”約8秒” と言われており、詳細なパフォーマンス・データや燃料消費率はまったく明らかになっていない。

対象となるマーケットは英国を含み、ごく限られている。他のMGのモデルが使用する、150psと35.6kg-mの1.9ℓ 4気筒ユニットも搭載する可能性がたかい。

▶ オート上海 2015

関連テーマ

おすすめ記事