トヨタbZ4X(2) 良い意味でクラスの「中庸」 テスラ・モデルYより日産アリアに近い印象

公開 : 2026.01.20 18:10

良い意味でクラスの中庸 トヨタ車らしい

大幅なアップデートを経て、競争力が飛躍したbZ4X。人目を引くスタイリングではないものの、電費が良くなり航続距離が伸び、走りの洗練度も磨かれている。動力性能や操縦性、乗り心地も評価できる水準にある。

感動する部分はなくても、目立って不満を覚えることもない。これは当たり前のようだが、近年のモデルでは珍しいことといえる。保障も手厚く、最長10年間か16万kmまで延長可能。バッテリーは、8年後か16万kmまで70%の容量が保証される。

トヨタbZ4X デザイン FWD(英国仕様)
トヨタbZ4X デザイン FWD(英国仕様)

カローラRAV4などのように、良い意味でクラスの中庸。際立つ強みはないかもしれないが、価格も含め、合理的なモデルへ仕上がっている。いかにもトヨタ車らしい。

◯:滑らかな乗り心地 落ち着いた操縦性 良好なコスパ 長くなった航続距離 上昇した内装の質感 操作しやすいタッチモニター
△:後席と荷室はもう少し広くて良い パワフルな四輪駆動でも淡白な運転体験 若干癖のある運転姿勢

トヨタbZ4X デザイン FWD(英国仕様)のスペック

英国価格:4万5795ポンド(約953万円)
全長:4690mm
全幅:1860mm
全高:1650mm
最高速度:159km/h
0-100km/h加速:7.4秒
航続距離:566km
電費:7.4km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1930kg
パワートレイン:AC永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:69.0kWh
急速充電能力:150kW(DC)
最高出力:224ps
最大トルク:27.3kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

トヨタbZ4X デザイン FWD(英国仕様)
トヨタbZ4X デザイン FWD(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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