世界で最も長く生産されたクルマ 34選(前編) プジョー205からVWジェッタまで 単一世代の「ご長寿」
公開 : 2026.01.20 07:25
レンジローバー(1970~1996年) – 26年間
シリーズIIほど実用性を重視せず、ほぼどこでも走れるRV車を求める層を狙った新しいランドローバーだ。SUV人気が急上昇する時期に市場投入されたことが、異例の長期生産につながった一因である。
1980年代、レンジローバーは次第に高級化を進め、1987年のロサンゼルス・オートショーで米国デビューを果たすと、北米の高級スキーリゾートでよく見かけるようになった。

フィアット126(1972~2000年)- 28年間
フィアット126は、500の後継となるエントリーモデルだが、両モデルは1975年まで並行販売された。126はモダンなデザインを採用したものの、中身はお馴染みの構成だった。小さなボディながら4人乗りを実現し、2気筒エンジンはトランクに収められた。
126は時代遅れのデザインゆえ、西欧では500ほどの人気を得られなかったが、意外にもポーランドでは国民車となった。ポーランドの言葉で「幼児」を意味する「マルーチ(Maluch)」という愛称で親しまれている。生産台数は計460万台に達し、うち330万台はポーランド・ティヒ工場から出荷された。

ジープ・ワゴニア/グランドワゴニア(1963~1991年) – 28年間
ジープ・ワゴニアは高級SUVセグメントの先駆けだ。ジープブランドにとって極めて重要なモデルで、第二次大戦中に使用されたウィリスの派生モデルであるCJとは、部品もデザインも一切共有していなかった。家族全員を乗せられる十分なスペースと、四輪駆動システムを最大限に活用できる最低地上高を備えている。
レンジローバーと同様に、ワゴニア(後にグランドワゴニアと改称)は生産期間中に徐々に高級化していった。ジープは特に、車内の騒音や振動を排除し、トラックのような印象を薄めることに注力した。生産は1991年に終了し、後継として初代グランドチェロキーが導入された。

フォルクスワーゲン・ジェッタ(2代目、1984~2013年) – 29年間
フォルクスワーゲンは欧州での生産終了の1年前となる1991年、中国で2代目ジェッタの生産を開始した。初期モデルはCKD(コンプリート・ノックダウン)方式で組み立てられていたが、1995年にはFAWとフォルクスワーゲンの合弁会社が現地調達部品を用いて生産を開始した。
2代目ジェッタは、時代を経ることにフロントデザインが変化し、大きく3種類存在する。北京を含む中国の一部地域では現在もタクシーとして広く使用されている。フォルクスワーゲンは最近、ジェッタを中国で独立ブランド化すると発表した。

(翻訳者注:この記事は「中編」へ続きます。)











































