フェラーリ296 GTBより257kg重いV8の「ジュニア」 ランボルギーニ・テメラリオ(1) レヴエルト譲りのPHEVスーパーカー

公開 : 2026.01.22 18:05

入念に検討された運転姿勢 物理スイッチ沢山

キャビンは、シートの取付角度や操縦系の配置が、入念に検討されたことが明らか。座面はやや高めながら、急傾斜したフロントガラスの後ろへ、運転しやすい体勢で座れる。斜め後方の小さな三角窓が効果的で、外界の視認性も良い。

重要な機能には、実際に押せる物理スイッチが割り当てられる。その質感は、10年ほど前のアウディのように高品質。ウインカーは、ステアリングホイール上のパッドで操作する。シフトパドルが巨大で、レバーでは具合が悪かったのだろう。

ランボルギーニ・テメラリオ・アレッジェリータ・パッケージ(英国仕様)
ランボルギーニテメラリオ・アレッジェリータ・パッケージ(英国仕様)

ダンパーやパワートレインのモード、ノーズリフト、ヘッドライト、運転支援システムなども、ステアリングホイール側へ集約。すべて手元で操作できる。ソナス・ファーベル社製サウンドシステムが搭載され、ロードノイズが効果的に遮断される。

シリアスな雰囲気のアルカンターラ内装

標準のコンフォート・シートは座り心地が良く、ヒーターとベンチレーションを内蔵する。後方のファイアウォールへ備わる、小物用ネットはオプション。センターコンソールには、小さな小物入れがあるものの、スマホの置き場にも困る可能性はある。

内装はアルカンターラで上質。試乗車はアレッジェリータ・パッケージが組まれ、通常よりカーボン・トリムの面積が多く、シリアスな雰囲気で仕上がっていた。アド・ペルソナという名のパーソナライズ・メニューで、ラグジュアリーにすることも難しくない。

ランボルギーニ・テメラリオ・アレッジェリータ・パッケージ(英国仕様)
ランボルギーニ・テメラリオ・アレッジェリータ・パッケージ(英国仕様)

タッチモニターの操作性は余り良くないが、ポルシェのトラック・プレシジョンに似た、サーキット・データロガー機能を実装。撮影用の4Kカメラを、3台組むこともできる。

気になる走りの印象とスペックは、ランボルギーニ・テメラリオ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ランボルギーニ・テメラリオ・アレッジェリータ・パッケージの前後関係

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