合計680psの最強モデル登場 ボルボ新型EV『EX60』世界初公開!(2) グーグルAIジェミニ搭載でクルマとの「会話」も可能に

公開 : 2026.01.22 13:40

AIアシスタントで自然な会話を

EX60のインフォテインメント、運転支援、車両制御システムは全て、次世代コンピューティングシステム『HuginCore』で制御される。これは「車両が考え、処理し、行動することを可能にする」ものだという。

サミュエルソン氏はAUTOCARに対し、HuginCoreは本質的に「今後の全SPA2/SPA3プラットフォーム採用車向けの単一ソフトウェアスタックであり、メカトロニクスを管理するコントローラーを備えたセントラルコンピューター」だと説明した。

新型『EX60』のエクステリア
新型『EX60』のエクステリア    ボルボ

毎秒500億回の演算処理能力を持ち、従来システムと比べて動作速度と機能性が大幅に向上したと言われる。さらに無線アップデート(OTA)対応により、理論上は車両の稼働期間中ずっと最新状態を維持できる。

「ソフトウェア開発を大幅に高速化し、より大規模な展開を可能にするプラットフォームです」とサミュエルソン氏は述べ、EX30EX90で悩まされたソフトウェア問題が修正されたことを明かした。むしろこの問題が、新プラットフォームを最適化する助けになったという。「骨の折れる修正プロセスは完了しました。今やボルボは優れたソフトウェア品質を実現しています」と同氏は語った。

EX60の強力な演算能力により、ボルボと協業関係にあるグーグルのAIアシスタント『ジェミニ(Gemini)』を車両と深く統合することに成功した。これにより「ほぼすべてをコントロール可能」だとフライス氏は言う。

ボルボは、ジェミニを車両に統合することで、特定のコマンドや指示フレーズを覚える必要なく、自然でパーソナライズされた「会話」が可能になるとしている。例えば、メールボックス内のホテル予約を検索したり、ナビの経路を計画したり、最近購入した品物がEX60のトランクに収まるかどうかを判断したりすることができるという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

ボルボ新型EV『EX60』世界初公開の前後関係

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