悩みや不安を吹き飛ばす疾走感 モーリス・ミニ・クーパーS(2) 宙に浮く内側のフロントタイヤ

公開 : 2026.02.15 17:50

あらゆる悩みや不安を吹き飛ばす

簡素なキャビンは、血気盛んなミニにピッタリの雰囲気。助手席側には、ハルダ社製のツインマスター・トリップメーター。コ・ドライバー用の、マップライトも残る。

4点式シートベルトを占めると、イグニッションキーにすら手は届きにくい。飛ばすと、フロントウインカーが点灯しなくなるようだが、これはBMCらしい不具合だ。

モーリス・ミニ・クーパーS(ワークスラリーカー/1963年式)
モーリスミニ・クーパーS(ワークスラリーカー/1963年式)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

クルマをお返しする前に、もうひと回りしよう。右足を踏み込めば、クーパーSは間髪入れず突進を始める。あっという間に、景色が後ろへ流れていく。S字カーブでの容赦ない身のこなしへ、笑みが浮かぶ。内側のフロントタイヤは、宙に浮いているはず。

小さなボディに、みなぎるエネルギー。運転している限り、あらゆる悩みや不安を吹き飛ばしてくれる。クーパーSのステアリングホイールを握るのは久しぶりだったが、過去1番に楽しいミニだった。

協力:ブロード・アロー社

記事に関わった人々

  • 執筆

    サイモン・チャールズワース

    Simon Charlesworth

    英国編集部
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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