キット価格はカレラ1台分 ポルシェ911 GT3 RS マンタイ(2) 違いが見えるコーナリング シルバーストン2秒短縮

公開 : 2026.03.06 18:10

代えがたい垂涎オプション

シルバーストンでの費用対効果は、筆者の場合、1秒当たり5万ポンド(約1050万円)。かなりの金額に思えるが、突き詰めれば、タイムはより削れるだろう。単に速いだけでなく、普通のGT3 RSとは異なる911を我が物にできる、というプレミアもある。

ポルシェの公認で、歴代最も過激な911のサーキット仕様。マニアにとっては、代えがたい垂涎オプションになるに違いない。

ポルシェ911 GT3 RS マンタイ・キット(英国仕様)
ポルシェ911 GT3 RS マンタイ・キット(英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

協力:シルバーストーン・サーキット

番外編:稀有な1.0t以上のダウンフォース

公道を走れるクルマで、1.0t以上のダウンフォースを生成する例は珍しい。これまでの例を振り返ると、殆どが極めて高額な特別モデル。マンタイ・キットを組んだ911 GT3 RSは、ダウンフォースの視点でいえばお買い得な設定にある。

近年の例では、アストン マーティン・ヴァルキリーやメルセデスAMG ワンなどが挙げられる。最もお手頃なのは、20万ポンド(約4200万円)以下で購入できる、アルティマ・スポーツのアルティマ RSといえるだろう。

アルティマ・スポーツ・アルティマ RS(英国仕様)
アルティマ・スポーツ・アルティマ RS(英国仕様)

ポルシェ911 GT3 RS マンタイ・キット(英国仕様)のスペック

英国価格:29万2599ポンド(約6145万円)
全長:4572mm(標準GT3 RS)
全幅:1900mm(標準GT3 RS)
全高:1322mm(標準GT3 RS)
最高速度:296km/h
0-100km/h加速:3.2秒
燃費:−km/L
CO2排出量:−g/km
乾燥重量:1450kg
パワートレイン:水平対向6気筒3996cc 自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:525ps/9000rpm
最大トルク:47.3kg-m/6300rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック/後輪駆動

ポルシェ911 GT3 RS マンタイ・キットと筆者、リチャード・レーン
ポルシェ911 GT3 RS マンタイ・キットと筆者、リチャード・レーン    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ポルシェ911 GT3 RS マンタイの前後関係

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