100万台前半で探せる前期型 メルセデス・ベンツ Cクラス(205系)【UK中古車ガイド】 お薦めは2.0Lディーゼル 後期はまだ高価

公開 : 2026.03.24 18:05

BMW 3シリーズやアウディA4の長年のライバル、メルセデス・ベンツCクラス。今でもモダンな姿の先代205系を、最近は100万円台前半で探せるように。UK編集部が中古車で魅力を振り返ります。

当時絶賛された正確なステアリング

BMW 3シリーズアウディA4と、しのぎを削り続けるメルセデス・ベンツCクラス。2014年から2021年に生産された先代も、ライバルへ劣らない実力車だった。そんな優れたドイツ車を、最近は5000ポンド(約105万円)ほどで探せるようになって来た。

メルセデス・ベンツは、コードネームで世代を区別することが多いが、この型は205系。サルーンはW205、ステーションワゴンにはS205が振られている。2ドアクーペのC205と、コンバーチブルのA205もあったが、それは別の機会に触れてみたい。

メルセデス・ベンツ Cクラス(205系/2014〜2021年/英国仕様)
メルセデス・ベンツ Cクラス(205系/2014〜2021年/英国仕様)

プラットフォームはMRA。アルミを多用し、全長は先代の204系から約100mm伸びつつ、車重は100kg近く削られていた。その軽さから動的能力に優れ、正確で感触豊かなステアリングを、当時のAUTOCARは絶賛している。

英国仕様のエンジンは、C 200dに載るのがルノー由来の1.6L 4気筒ディーゼルで、最高出力は135ps。燃費は素晴らしいが、回転フィールは少し上質さに欠ける。2018年以前の前期型では、ディーゼルハイブリッドのC 300hが燃費のベストだった。

ベストユニットは2.0Lディーゼル 強力なAMGも

ガソリンエンジンでは、C 180の1.6L 4気筒ターボは160psで若干パンチ力不足だろう。ブランドらしい力強さを得るには、183psを生むC 200の2.0Lターボが望ましい。プラグインHVのC 350eも用意されたが、電気だけで走れる距離は若干短かった。

2018年に後期型となり、見た目をリフレッシュしつつ、ディーゼルエンジンはパワーアップ。2.0LターボのC 220dとC 300dが追加されている。それぞれ193psと245psを誇り、洗練度も増している。燃費に優れ、205系ではベストユニットといえるだろう。

メルセデス・ベンツ Cクラス(205系/2014〜2021年/英国仕様)
メルセデス・ベンツ Cクラス(205系/2014〜2021年/英国仕様)

ガソリンのC 180は1.5Lターボになり、156psへややダウン。C 200は継続で、C 300は257psを発揮した。プラグインHVではC 300eが登場し、電気で走れる距離が30kmから54kmへ伸びている。エアサスでなくても、乗り心地は全般的に優れる。

濃厚なスポーツサルーンがお望みなら、V6のAMG C 43と、V8エンジンの怪物、AMG C 63も用意されていた。スタイリングは現行の206系にも近く、今でも古びて見えない。ニーズへ併せてパワートレインを選べば、満足できる1台が見つかるはず。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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