ルノーが新型ミニバン『Rスペース・ラボ』公開 エスパス後継? 革新的なモジュール式インテリア採用
公開 : 2026.03.13 17:05
ルノーは次期エスパスを予感させるコンセプトカー『Rスペース・ラボ』を公開しました。柔軟性の高いインテリアデザインを採用しています。今後、欧州市場では中~大型のC/Dセグメント車に力を入れる方針です。
次世代デザインを予告
ルノーは、大胆な新コンセプトカー『Rスペース・ラボ(R-Space Lab)』を公開した。かつての『エスパス』を思い起こさせるミニバンで、「ヴォワチュール・ア・ヴィーヴル(生活のためのクルマ)」の精神を探求する実験室とされている。
Rスペース・ラボは、全長約4.5m、全高約1.5mのワンボックスデザインで、モジュラー式の斬新なインテリアを採用している。ルノーは、Rスペース・ラボが直接量産化されることはないとしているが、エクステリアは次世代車のデザイン要素を垣間見せるものだ。

このコンセプトモデルは、ルノー・グループのフューチャラマ研究所が開発した。同研究所は2030年を見据えた「スマート車両」の開発を担っている。
未来のインテリアを提案
コックピットはダッシュボード全幅に広がる曲面パノラマスクリーンを基軸とし、中央タッチスクリーンから多くの機能を「スマートフォン同様に自然に操作可能」だ。小型のヨーク型(操縦桿型)ステアリングホイールとステアバイワイヤ・システムを備え、従来モデルより優れた運転視界と快適性を実現するという。
助手席側では、フロントエアバッグとカーテンエアバッグがシートに内蔵されているため、ダッシュボードを小型化し、大型の多機能グローブボックスを設置できる。

後部座席は3つの独立シートで構成され、背もたれはリクライニング可能、座面は跳ね上げ式だ。完全にフラットにすることもできる。後部ドアは90度まで開き、乗降が容易になっている。
一方、タッチ式アルコール検知器や、人工知能(AI)を活用したセーフティコーチなど、新たな安全技術も披露されている。
ルノーの中・大型車拡大計画
ルノーは新たな中長期計画『futuREady』の一環として、世界販売台数200万台(うち半数は欧州)を目指している。そこで重要な役割を担うのが欧州向けに計画する12の新モデルで、中型・大型車のC/Dセグメントに焦点が当てられている。
今後数年間の「成長」の3本柱として、欧州におけるブランドポジションの強化、ハイブリッド車・次世代EV・商用EVによる電動化推進、そして14の新モデルによるグローバル市場でのラインナップ拡充を掲げている。

2021年に示された従来の『Renaulution』計画では、『5』、『4』、および今後発売する『トゥインゴ』といった小型A/Bセグメント車に重点を置いていた。今後もこれらを中心に据えつつ、より大型で収益性の高いCセグメントとDセグメント向けに「第2ウェーブ」を準備中だ。
ルノーによれば、「価値創造の革新」と「手頃な価格」を実現するハイブリッド車とEVの両方が計画に含まれるという。
ハイブリッド車の開発は継続するが、ルノーはEVを将来戦略の「中核」としており、次世代C/Dセグメント車は欧州市場を重視して開発された新プラットフォーム『RGEVミディアム2.0』を採用する予定だ。
この新プラットフォームは800Vの高電圧システムに対応し、超急速充電を可能とする。ルノーによると、「B+」セグメントからDセグメントまでの車両に使用可能で、あらゆるボディスタイルに対応するという。
最大750kmの航続距離を持つEV、最大2トンの牽引能力を持つ四輪駆動EV、そして総航続距離1400kmのレンジエクステンダーモデルが計画されている。















