アルピーヌ次期『A110』はEVだけじゃない! 「内燃機関も搭載可能」とCEO F1に着想得た運転姿勢も実現
公開 : 2026.03.12 17:05
次期アルピーヌA110は、EVモデルと並行して内燃機関モデルも発売される可能性が見えてきました。フィリップ・クリーフCEOは、新プラットフォームが「内燃機関を搭載できるよう設計されている」と明言しました。
ガソリンモデル発売の可能性が浮上
アルピーヌのスポーツカー『A110』の次世代モデルが今年後半、初の電動パワートレイン搭載モデルとして登場する。ブランド責任者フィリップ・クリーフ氏は、内燃機関モデルも検討中であることを明らかにした。
クリーフ氏によれば、新型A110は「初めての真のEVスポーツカー」となり、「現行の内燃機関車の中でも最高峰のライバルを凌駕する性能」を持つという。

先進的な新プラットフォームを採用する予定で、ルノー5ターボ3Eと共有する。
「質問される前にお伝えしておきますが、このプラットフォームは内燃機関を搭載できるよう設計されています」とクリーフ氏は語った。これまでアルピーヌは公式に、新型A110はEV専用モデルになると発表していた。
クリーフ氏はさらに、「新型A110はEVとなります。ルノー・グループの未来構想『futuREady』(新たに発表された中長期計画)の目標は将来に備えることです。だからこそ内燃機関を搭載可能なプラットフォームを開発したのです」と説明した。
プラットフォームの適応力については「内燃機関バージョンを必ず作るという意味ではありません」と付言しつつも、特に欧米で近年パワートレインや排出ガス規制が揺れ動いている現状を踏まえ、「準備は整えておく必要がある」と強調した。
これは、電動化が進んでいない市場への展開も視野に入れたものだ。
「現時点では欧州に焦点を当てています。内燃機関によって他の市場でのチャンスを得られるなら、対応可能です」とクリーフ氏は述べた。
先進的な『APP』の強み
新型A110は最終的にクーペ、スパイダー、2+2など複数のボディスタイルが導入され、ポルシェ911などに匹敵するラインナップ展開を目指す。
ベースとなるのは、800Vの高電圧システムを備えた新開発のアルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム(APP)で、アルミニウム構造により高い剛性と軽量化を実現。モジュラー設計のため、動力性能と効率性が向上するとされている。

新型A110ではまた、バッテリーを2か所に分けて配置することで前後重量配分を40:60とする。そして後輪駆動の2基のモーターを搭載するが、ルノー5ターボ3Eに見られるようなインホイールモーターが将来的に採用される可能性もある。
「ハイテク頭脳」とも呼ばれるアルピーヌ・ダイナミック・モデルECUを搭載し、バッテリー管理、モーター、ブレーキ、ステアリング、アクティブエアロなどのシステムを制御する。
アクティブトルクベクタリング技術を活用することで、バッテリーによる重量増にもかかわらず、現行A110の軽量な走行感覚を維持するという。さらに、アルピーヌは「F1に着想を得たドライビングポジション」が運転感覚をさらに高めるとしている。
新型A110は、ハッチバックの『A290』とファストバックの『A390』に続く、アルピーヌの3番目のEVモデルとなる。今後もラインナップを拡大し、ライバルブランドへの挑戦を続けていく姿勢だ。
昨年、同ブランドの販売台数は1万台を突破し、今後もこの成長を維持することを目指している。




























