Tクロス・サイズの次期EV フォルクスワーゲンID.クロス 帰ってきた物理スイッチ 210psの前輪駆動 プロトの第一印象は?

公開 : 2026.03.23 18:05

従来のブランドらしい方向性がうれしい

電費は優れるようで、プロトタイプを試乗した今回の平均は、7.2km/kWhだった。駆動用バッテリーは52kWhのNMCユニットで、航続距離は450kmが主張される。急速充電は最大105kW。最短24分で、残量10%から80%まで回復できるとのこと。

アダプティブダンパーを組んだ、ダイナミックシャシー・コントロール(DCC)も選べる予定。四輪駆動版も登場するだろう。原点回帰を掲げつつ、複雑な技術への積極性は変わらないのかもしれない。

フォルクスワーゲンID.クロス(プロトタイプ)
フォルクスワーゲンID.クロス(プロトタイプ)

とはいえ、正式発表前ながら、ID.クロスは既存ユーザーへ高い満足感を与えそう。当初のID.シリーズへ並ぶ革新性はなくても、見た目も含めて、従来のブランドらしい方向性が目指されたことへ喜ぶ人は多いはず。

◯:確認しやすいメーター用モニター 広く実用的な車内
△:回生ブレーキ用パドルは欲しい DCCなどの機能は小さなワーゲンに必要だろうか

フォルクスワーゲンID.クロス(プロトタイプ)のスペック

英国価格:約2万5000ポンド(約525万円/予想)
全長:約4160mm
全幅:約1840mm
全高:約1590mm
最高速度:159km/h
0-100km/h加速:8.0秒(予想)
航続距離:450km
電費:8.0km/kWh(予想)
CO2排出量:−g/km
車両重量:1548kg(予想)
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:52.0kWh
急速充電能力:105kW(DC)
最高出力:210ps
最大トルク:29.5kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

フォルクスワーゲンID.クロス(プロトタイプ)
フォルクスワーゲンID.クロス(プロトタイプ)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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