ほぼ手持ちゼロで渡英 自転車生活から18年でアストン マーティン『ヴァンキッシュ』購入へ 自然吸気V12にほれぼれ

公開 : 2026.03.29 11:45

助手席にはなぜかキツネのぬいぐるみ

そんなヴァンキッシュを気に入っているマニさんだが、いつか手放すことはあるのだろうか?

「手放すつもりはありません。自然吸気V12エンジンが持つ価値を大切にしたいという気持ちもあります」

マニ・アジジさんのアストン マーティン・ヴァンキッシュV12
マニ・アジジさんのアストン マーティン・ヴァンキッシュV12    AUTOCAR

今後は、他のアストン マーティンのオーナーたちと一緒に、欧州をロードトリップしたいと考えているそうだ。

「最近、ウィンザーのガーズ・ポロ・クラブでアストン マーティン・オーナーズクラブのメンバー数人と会いました。みんな本当にいい人たちで、彼らとロードトリップをするのは楽しいでしょうね」

助手席に置かれたふわふわのぬいぐるみについて、マニさんは次のように説明する。

「英国に来て2年後、最初のクルマとしてBMW 330iを買いました。どういうわけか、小さなテディベアを置いたんです。それ以来、どのクルマにもぬいぐるみを置いています。まるで守護神のような存在ですよ。ベントレーGTには『ドロシー』と名付けたアヒルを置いていました。これは『フォクシー・フォックス』っていうんです」

300ポンドの手持ち金と自転車から、20年足らずで22万5000ポンドのヴァンキッシュを手に入れることができたマニさん。現役を引退した今なら、その楽しみをじっくりと満喫できるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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