新たな歴史を刻む2台の『S』モデル アストン マーティンらしいパフォーマンスへの取り組みとは?

公開 : 2026.03.31 07:05

開発プロセスに一切の妥協はなし

一方のヴァンテージSに搭載される4LV型8気筒ツインターボエンジンも、スタンダードなヴァンテージから12psが強化され、680psの最高出力を誇ることになった。

軽量化やエアロダイナミクス最適化もDBXSと同様に徹底しており、エクステリアではボンネットフードに新たなブレードが設けられたほか、リアスポイラーも新デザインに、前後のホイールもヴァンテージS専用デザインとなる。

アストン マーティンDBXS
アストン マーティンDBXS    アストン マーティン

さらにこのヴァンテージSでは、サブフレームやミッションマウントの剛性アップ、サスペンションのセッティングが見直されていることも大きな話題。これらのSモデルへの進化策を総評して、ヒューズ氏はこのようにコメントしている。

「いずれのモデルも、細部にわたるまでアストン マーティンらしいパフォーマンスを強調する進化を実現しました。あらゆるシーンでこの両モデルからは、我々の取り組みを理解して頂けると思います。

その進化の大きさは、ステアリングホイールを握れば、カスタマーの皆さまに必ず体感して頂けるはずです。今回我々が得たエクストラパワーの数字は確かに小さいものに思えるかもしれませんが、その開発プロセスに一切の妥協はありませんでした。

両モデルが搭載するV型8気筒ツインターボエンジンは、メルセデスAMGとの提携によって供給されるものをベースとしていますが、DB11で初採用して以来、独自のエンジニアリングを展開することで、より大きな魅力を生み出してきました。そのパフォーマンスをぜひご体験頂ければと思います」

アストン マーティンの新世代Sモデル。それに対する期待度が大きく高まったのは言うまでもないところだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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