F1日本GP現地観戦で伝わってきた、ホンダの空気感【日本版編集長コラム#76】

公開 : 2026.04.05 12:05

44歳フェルナンド・アロンソの頑張りに涙

さて、いよいよ決勝のスタート進行。マシンが始動しエキゾーストノートが聞こえてくると、否が応でも気持ちは高まる。

台風シーズンで雨に悩まされた秋開催から、桜の綺麗な春開催に変更したのは英断で、場内アナウンスで決勝は昨年越えの約13万人が来場と言っていたが、確かにかなりの盛況ぶりだ。

ゼッケン14はフェルナンド・アロンソ。44歳、頑張ってる!
ゼッケン14はフェルナンド・アロンソ。44歳、頑張ってる!    平井大介

レースは1列目のメルセデス2台が出遅れたことで、フェラーリマクラーレンと3強6台の間で激しい争いが発生。オーバーテイクが繰り返しあり、その度に場内は大歓声。特にフェラーリのシャルル・ルクレールは女性ファンが多いようで、一喜一憂する声がよく聞こえてきた。

個人的には3強6台の後ろを、アルピーヌのピエール・ガズリーが走って、レッドブルのマックス・フェルスタッペンの追従に耐えていたことに感動した。

というのも2年前の日本GPでアルピーヌの取材会に参加したのだが、その時はアルピーヌの2台だけ明らかに他よりも遅くて、レポートを書くのに苦心した記憶があるからだ。だからアストン マーティン&ホンダも時間はかかるかもしれないが、気長に待つべきだと思えてならない。

結果はご存知のように、ストロールはマシントラブルでリタイヤとなったものの、アロンソは最後まで走り切り、チームに今季初完走をもたらした。しかも周回遅れだが、最下位ではなかったのだ。

恐らくはゼロではない振動とコクピットで戦った44歳アロンソの頑張りを無にしないためにも、何とか乗り越えて欲しいと願うのである。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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