20世紀末ならホットハッチ 日産マイクラ(マーチ) 52kWh(2) 格上モデルへ迫る乗り心地 差別化はもっとあっていい

公開 : 2026.04.30 18:10

丸目のきょうだいへ惹かれる気持ちは理解できる

2025年頃から、急激に競争が厳しくなった電動コンパクト。運転の楽しさや納得のコストパフォーマンスを、EVの時代に叶えられることは、他メーカーも証明している。だが、新しいマイクラほどバランスの良いモデルは、まだ数が少ない。

登場が早かった、5 E-テックの影になりがちかもしれない。一方で、日産が単独で同等クラスのEVを開発しても、より優れた結果になったとは考えにくい。

日産マイクラ(旧マーチ) 52kWh(英国仕様)
日産マイクラ(旧マーチ) 52kWh(英国仕様)

個性的なスタイリングに好印象なインテリア、快適な乗り心地、好印象な操縦性、高度な運転支援システム、普段使いに充分な航続距離など、多くの強みをマイクラは宿す。丸目のきょうだいへ惹かれる気持ちは、充分に理解できる。

◯:ルノー5 E-テックより長い航続距離 不満ない動力性能と運転のしやすさ 操縦性と乗り心地の好バランス
△:デザインの魅力度は5 E-テックが上かも 狭めの後席 日産らしい差別化はもっと強くて良い

日産マイクラ(旧マーチ) 52kWh(英国仕様)のスペック

英国価格:2万6515ポンド(約557万円/補助金適用後)
全長:3950mm
全幅:1780mm
全高:1499mm
最高速度:149km/h
0-100km/h加速:8.0秒
航続距離:413km
電費:6.7km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1452kg
パワートレイン:他励同期モーター
駆動用バッテリー:52.0kWh
急速充電能力:100kW(DC)
最高出力:150ps
最大トルク:24.9kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

日産マイクラ(旧マーチ) 52kWh(英国仕様)
日産マイクラ(旧マーチ) 52kWh(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

日産マイクラ(マーチ) 52kWhの前後関係

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