スマート『フォーツー』後継車、まもなく登場 デザインスケッチ初公開 欧州最小クラスの「型破り」なEV

公開 : 2026.04.22 07:05

スマートは新型EV『#2』のコンセプトスケッチを公開しました。『フォーツー』の後継車に位置づけられ、新世代のデザインを採用。9月に量産モデルが発表された後、今年後半に欧州へ導入される予定です。

新世代の小型EV

スマートは、水曜日に発表予定の『コンセプト#2』のスケッチ画像を公開した。小型車『フォーツー』の後継車のデザインを予見するものだ。

量産モデルの#2は9月に発表され、欧州市場向けの2人乗り車として今年後半に販売開始予定だ。親会社であるジーリー(吉利汽車)メルセデス・ベンツが共同開発した。

コンセプト#2のスケッチ画像
コンセプト#2のスケッチ画像    スマート

コンセプトのスケッチでは、1998年の初代フォーツーのデザインを踏襲しつつ、2024年に生産終了した3代目モデルをさらに発展させているようにも見える。このことから、フォーツーの事実上の継続車と位置付けられていることがわかる。

新たな要素として、全体的に丸みを帯びたフォルムと大型化されたホイールアーチが挙げられる。これらは、スマートブランドの新時代を象徴するEV『#1』、『#3』、『#5』の特徴でもある。

スマートは#2について、フォーツーの「再発明」であり、メルセデス・ベンツがデザインした「新たなアイデンティティ」を備えつつも、従来の「四隅に車輪を配置した」スタンスを維持すると述べている。「ブランドの象徴的な2人乗りシティカーの再発明」として、その「コアとなる遺伝子」を受け継ぐ、「型破り」なデザインになるという。

詳細は北京モーターショーで明らかになる予定だ。同時に、スマート初のセダンである『#6』も一般公開される。#6は中国での先行販売を経て、欧州にも導入される見込みだ。

フォーフォーも導入?

新型#2は、スマートとしては初めて『エレクトリック・コンパクト・アーキテクチャー(ECA)』を採用する。このプラットフォームは、親会社ジーリーとメルセデス・ベンツが欧州市場を主なターゲットとして共同開発したものだ。

昨年末に公開された#2のプロトタイプは、開発テストのために3代目フォーツーのボディを装着していた。

コンセプト#2のスケッチ画像
コンセプト#2のスケッチ画像    スマート

スマートは、2ドア、2人乗り、後輪駆動という構成を採用し、フォーツーと同じ「コアとなるドライビング・ダイナミクス」を踏襲すると述べている。

スマートのディルク・アデルマンCEOは昨年、AUTOCARの取材に対し、ECAプラットフォームの開発費用を回収するためには複数のモデルで採用する必要があると語った。このことから、4ドアの『フォーフォー』の後継車も検討している可能性がある。

技術的な詳細は未確定だが、アデルマン氏はデュアルモーター駆動システムにも対応可能だとした。また、#2では最小旋回半径など、市街地での取り回しを重視しているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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