解決できなかった資金不足 「ビッグスリー」に挑んだ米国有数の自動車メーカー カイザー・フレイザーの栄枯盛衰(中編)

公開 : 2026.05.06 11:25

ずんぐりしたヘンリーJ

そしてヘンリーJの大失敗もあった。1950年代、ほとんどの独立系メーカーが小型車市場に参入した。カイザーも同様だが、その製品は時代にまったくそぐわないものであった。顧問たちが満場一致で反対したにもかかわらず、カイザー氏はアメリカン・メタル・プロダクツ社が製作した小型プロトタイプをベースに、新型車を作ることに決めた。ヘンリーJと名付けられたこのモデルは、大型車のようなずんぐりした外観を持つ小型車で、カイザー・フレイザーにとって3つ目の自動車ブランドとなった。

(翻訳者注:この記事は「後編」へ続きます。)

ずんぐりしたヘンリーJ
ずんぐりしたヘンリーJ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

カイザー・フレイザーの栄枯盛衰の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事