初代ディフェンダーの精神的後継モデルを作った英国『イネオス』、小型4WDを追加へ 旧スマート工場の生産能力活かす?

公開 : 2026.05.12 17:05

米国での人気が追い風に

「当社の短い歴史においては、むしろ『何が起きなかったか』の方が重要です。予想していたよりもはるかに困難でした。しかし、わたしは何事も計画通りに進まないということを学びました。極めて機敏に対応するしかないのです」

カルダー氏は、第1四半期に受注が20%増加し、良い軌道に乗っていると述べた。

イネオス・グレナディア・クォーターマスター
イネオス・グレナディア・クォーターマスター

「非常に厳しい市場環境を考慮すると、これはかなり良い感触です。今や、適切な市場で適切なモデルを投入し、正しい方向へ進んでいると感じています」

イネオスは具体的な販売台数を公表していないが、2022年の生産開始以来、世界中で累計3万5000台を納車したという。

イネオスにとって、グレナディアおよびクォーターマスターの最大の市場は米国だ。昨年輸入関税が2.5%から15%に引き上げられたにもかかわらず、現在、米国が売上の65%を占めている。

カルダー氏によると、イネオスは一部のモデルを米国で生産することでこの追加関税を回避する方針であり、2030年末までに現地生産を開始することを目指しているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ニック・ギブス

    Nick Gibbs

    英国編集部ビジネス担当記者
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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