ベストセラーXC60クラスの新世代EV ボルボEX60 P10(1) プレミアムSUVの新体制完成 奇をてらわぬ上品ボディ

公開 : 2026.05.25 18:05

居心地の良さを生むダッシュボード

インテリアも、既存モデルの雰囲気を残しつつ、しっかりアップデートされている。ミニマリスティックなデザインは、一見すると地味かもしれないが、観察するほど細部へのこだわりを実感できる。

ダッシュボードは、モニターが全面を占めることはなく、上質なウッドやファブリック、人工皮革などで仕立てられ、居心地の良さを生んでいる。小物入れが各所に用意され、グローブボックスは従来どおり物理的なボタンで開閉できる。

ボルボEX60 P10 AWDウルトラ(欧州仕様)
ボルボEX60 P10 AWDウルトラ(欧州仕様)

運転席側のパワーウインドウ・スイッチは4面分あり、ステアリングホイール上にも物理スイッチが備わる。ドアミラーやステアリングコラムの角度調整は、タッチモニターを介する必要があるが。

ステアリングホイールは小径で、リムは上下がフラット。正面のメーター用モニターはダッシュボード奥に位置し、少ない目線移動で確認しやすい。

素早く動き構造を理解しやすいタッチモニター

車内空間は明らかに広く、ガラスルーフが標準装備で開放的。座面の高さが丁度良く、前席・後席ともに、体型を問わず快適な姿勢を取りやすい。荷室は523Lと大容量で、ボディ前方にも58Lの収納がある。分割して開閉できる、床面は便利そうだ。

タッチモニターは横長で、エアコンのほか、主要機能のショートカットキーは常時表示。システムはEX90のアップデート版となり、動作は素早く、メニュー構造を理解しやすい。アップル・カープレイとアンドロイド・オートにも対応する。

ボルボEX60 P10 AWDウルトラ(欧州仕様)
ボルボEX60 P10 AWDウルトラ(欧州仕様)

AI音声アシスタント、グーグル・ジェミニも実装。運転中でのナビの目的地設定や、充電ステーションを探すのに役立つだろう。

気になる走りの印象とスペックは、ボルボEX60 P10(2)にて。

記事に関わった人々

  • 翻訳

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 執筆

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ボルボEX60 P10の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

Google検索で『AUTOCAR JAPAN』の記事を見つけやすくする方法

人気記事