アウディ、499台限定の新型V8スーパーカー『ヌヴォラーリ』発表(1) 1001psのハイブリッド採用 0-100km/h加速2.6秒
公開 : 2026.06.06 07:05
テメラリオを出力で上回るパワートレイン
パワートレインはテメラリオと同じ4.0L V8エンジンをベースとしており、単体で800psと74.8kg-mを発生し、最高回転数は1万rpmに達する。これに、それぞれ150psを発生する3基のアキシャルフラックスモーターが組み合わされている。
モーターのうち2基はオイル冷却式でフロントアクスルに搭載され、最大219kg-mのトルクを発生する。3基目のモーターはミドシップ配置のV8エンジンとトランスミッションの間に搭載されている。各モーターは7.3kWhのバッテリーから電力を供給されるが、テメラリオの3.8kWhユニットより大容量化している。

システムの合計出力は1001psに達する。エンジンとモーターの個々の出力はテメラリオと同等であるにもかかわらず、合計値は81psも上回っている。この差は、特注のトルクマップとソフトウェア、そして大容量バッテリーによるものだ。
ヌヴォラーリの0-100km/h加速は2.6秒と、テメラリオより0.1秒速い。さらに0-200km/h加速は6.8秒、最高速度は350km/hを超えるという。
モール氏は次のように述べている。
「2台のキャラクターはまったく異なる。実際に運転してみれば、パワートレインに類似点があるとは気づかないでしょう。そんな考えは決して浮かばないはずです。なぜなら、このクルマはまさにアウディの視点から設計されているからです。リラックスしながらも速く走れる非常にダイレクトな感覚を与えてくれますが、必要とあれば猛烈な速さで走ることもできます。アウディは常に、日常的な実用性と極めて高い精度を両立させなければなりません」
アクティブエアロに次世代四駆システム採用
このハイブリッドパワートレインには、「クワトロ・プレディクティブ・ライド」と名付けられた先進的なトルクベクタリングシステムが搭載されている。アウディはこれを「次世代の四輪駆動」と呼んでいる。
クワトロ・プレディクティブ・ライドは基本的に、ステアリングの操舵角、加速度、ヨーレート、グリップを測定する各種センサーからのデータを活用し、必要に応じて各車輪にトルクを配分するものだ。フロントモーターを制御することでこれを実現し、必要に応じてブレーキを利用したり、アクティブエアロダイナミクスを調整してスリップを低減したりすることもできる。

ドライブモードは、「Eハイブリッド」、「バランス」、「ダイナミック」、「ダイナミック+」、「トラック」の5種類で、ステアリングホイールに備わったダイヤルで選択可能だ。
エネルギー管理システムにより、走行状況、グリップレベル、そして「ドライバーの意図」に合わせて、コースティングや回生ブレーキを組み合わせながらエネルギー回生効率を高める。
フロントモーターは、フロントアクスルにおける制動エネルギーの大部分を担っており、電動で最大0.3gの減速力を生み出すことができる。ローンチコントロール機能も蓄積された電気エネルギーを活用し、最大限の加速を実現する。
(翻訳者注釈:この記事は「後編」へ続きます。)
























