「無名」ブランドから躍進 BYDが自動車業界の根本を変える ボノ・ゲ氏:英国リーダー賞 #AUTOCARアワード2026

公開 : 2026.07.09 17:25

欧州ブランドの「敵」なのか

1つ確かなのは、好むと好まざるとにかかわらず、BYDとそのきょうだいブランドが英国の自動車業界の様相を根本から変えつつあるということだ。

筆者はボノ・ゲ氏に、デリケートな質問を投げかけた。愛され続けてきた欧州ブランドの将来を覆す存在、いわば「敵」のような存在として見なされていることについて、どう思うか、と。

BYDは英国をはじめ、欧州各地域で事業を拡大している。
BYDは英国をはじめ、欧州各地域で事業を拡大している。

彼はため息をついた。明らかに、この件について問われるのは今回が初めてではないようだ。「今日、わたし達は非常にダイナミックなグローバル市場に生きています」と彼は言う。

「市場は常に姿形を変え続けており、次の変化を予期しなければなりません。50年前に戻ることはできません。それではうまくいかないでしょう。それに、英国の人々はオープンマインドで、自由市場を好んでいます。当社の製品は最も安いわけではありませんが、コストパフォーマンスは抜群です。選ぶのはお客様次第です」

(翻訳者注釈:毎年恒例のAUTOCARアワードで、英国の傑出したリーダーに贈られる「アウトスタンディング・リーダー賞2026」にBYD UKのボノ・ゲ氏が選ばれました。本稿はその受賞に際して行われたインタビューの内容をまとめたものです。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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