レクサス・パスファインダー・エアレーシング、『エアレースX 2026』で王座奪還を目指す 進化のために採用された四輪車の技術とは?

公開 : 2026.07.18 07:45

協業による様々な技術を投入

他にも、昨シーズンから採用されているウイングレット(主翼の両端部分)の形状は、ターンの精度や速度を向上させて効果が高かったことから、今シーズンもそのまま採用されている。

また、直接的に機体性能を向上させるものではないだろうが、シートもレクサスにより開発された。これは、パイロットの身体パフォーマンス、つまり認知や判断、操作などを向上させるという考え方で設計された。

レクサスとの協業により、様々な技術が投入されている。
レクサスとの協業により、様々な技術が投入されている。    篠原政明

担当したLPARの操縦環境チームリーダーである尾崎修一氏によると、脚を内旋させて体幹を固め、筋肉の連動性を高める構造とし、さらに骨盤の固定や角度などでパフォーマンスを引き出せるという。この技術も、いずれはレクサスのシートに採用されるかもしれない。

レクサスとの協業による様々な技術を投入してアップデートを図った愛機とともに、エアレースXの2026シーズンに参戦する室屋選手とLPAR。既に全戦の計測を終え、結果を待つだけになっているが、手応えはありそうだ。

まずは7月19日に公開される第2戦での勝利と、そして今シーズンのシリーズチャンピオン奪還に期待しよう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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