四角いステアリングは未来感覚! 『レクサスRZ550e Fスポーツ』は今すぐに手元に置きたいほどの魅力【ザ・国産EV検証 #2】

公開 : 2026.04.07 11:45

3月中旬、『メーカー合同EV取材会』と題した試乗イベントが開催されました。ここではスーパーカー超王ことモータージャーナリスト山崎元裕が『ザ・国産EV検証』と題して、各ブランドごとにレポートします。第2回はレクサスです。

ここまでに魅力的なモデルが誕生するのか

レクサスというブランドがBEVをプロデュースすると、ここまでに魅力的なモデルが誕生するのか。今回最新モデル『RZ550e Fスポーツ』をドライブしてみて、一瞬で全身を支配したのはこのような感想だった。

ちなみにレクサスのBEV、『RZ』は昨年12月に大幅なアップデートが施されており、試乗車のFスポーツはこの時に新たに追加設定されたモデル。

ほぼ四角となるステアリングを採用する『レクサスRZ550e Fスポーツ』。
ほぼ四角となるステアリングを採用する『レクサスRZ550e Fスポーツ』。    平井大介

レクサスのカスタマーやファンには、このFスポーツというサブネームが何を物語るのかはすでにお馴染みであるはず。それは各モデルのラインナップ中で最も高性能なモデルに与えられる称号である。

スポーティかつ斬新なデザインを誇るボディデザインはRZシリーズが大きな特徴とするところだが、このFスポーツではフロントバンパーのボトムに専用ブレーキ冷却ダクトが設けられたほか、こちらも空力を意識した20インチ径のホイールなどが専用アイテムとして与えられている。

シャープなラインで構成されるボディは、RZのエクステリアに未来的な感覚のアピアランスを生み出し、そしてもちろんSUVとしての高い実用性を生み出している。

ルーフ両端とテールゲートに備わるリアスポイラーも、このモデルが実現するパフォーマンスを予感させてくれる。シンプルに、いやいささか幼稚な表現を用いるのならば、それは『カッコイイ』SUVだった。

ほぼ四角形のステアリングホイール

座り心地のよりドライバーズシートに身を委ねると、まず目に飛び込んでくるのは、ほぼ四角形のデザインが採用された、こちらも未来的な感覚に満ちたステアリングホイールだ。

それはこのRZ550e Fスポーツがステアバイワイヤ、すなわちステアリングホイールの動きを電気信号化するシステムを持つためで、実際に感じるフィーリングは実に自然なものだった。

RZのエクステリアに未来的な感覚のアピアランスを生み出す、シャープなラインで構成されるボディ。
RZのエクステリアに未来的な感覚のアピアランスを生み出す、シャープなラインで構成されるボディ。    平井大介

ただしシフトパドルやウインカーレバー、ワイパーレバーなどは、ややそのサイズがコンパクトに過ぎるのか、ステアリングホイールと一緒に回転するとはいえ、リムの左右部を握ったままでそれを操作するのには、やや難しさがあったのも事実だ。

ちなみにステアリングホイールの回転角は左右それぞれ200度まで。交差点などでの直角に近いターンでも握り直しの必要はない。

驚くべきは、このステアリングシステムによる路面からのフィードバックが、きわめて正確なことだった。テストコース上で何回か試してみたスラローム走行では、それによる安心感は絶対的であることが理解できたし、ハイスピードのコーナリングでもその印象は変わらなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

ザ・国産EV検証の前後関係

前後関係をもっとみる

スーパーカー超王が斬るの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事