【休日クラシック・ポルシェ・アーカイブ #30】1978年ポルシェ911ターボ3.3「排気量が2994ccから3299ccへと増大」

公開 : 2026.07.26 09:11

911が息を吹き返したきっかけ

ポルシェ社は排気ガス規制強化に伴い、930型を米国と日本市場から撤退することを考えていた。

エルンスト・フールマン会長は、いずれは水冷の928が911に取って代わると考え、911開発への投資を削減していた。しかし928は販売不振に陥り、フールマン会長は退役することに。

最高出力は300hpへと向上、トルクも42.0kg-mへと増強した。
最高出力は300hpへと向上、トルクも42.0kg-mへと増強した。    ポルシェ

後任のピーター・シュッツは、911開発のための資金を投入することを決める。これにより911は息を吹き返し、現代の隆盛につながるのだった。

911ターボ3.3は、930系の生産が終了する1989年までほぼ同一の仕様で販売された。年次による変化としては、1980年モデルから左側のみでシングルだったテールパイプが左右デュアルに変更された。

リアタイヤが1986年モデルから225/50ZR16から245/45VR16とワイドになり、最終の1989年モデルではトランスミッションの容量を上げ、油圧クラッチが採用された。

●空冷水平対向6気筒3299cc●300hp/5500rpm●260km/h

(当連載は、基本的に土日祝日の午前9時11分に公開しています)

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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