2026年欧州版 最も注目すべきハイパーカー 7選(前編) 各ブランドの最高峰がズラリ 技術の粋を集め、限界に挑み続ける

公開 : 2026.08.27 11:45

2. ブガッティ・ミストラル

長所:W16エンジンが奏でるハーモニー 品質、質感、仕上げのすべてが絶妙 運転はかなり楽しい
短所:これほどのクルマは二度と現れないだろう 維持費がおそろしく高い 時折、大きさを感じさせられる

最高出力1600ps、最高速度450km/h超、価格517万ポンド(約11億円)を誇るオープントップのブガッティ・ミストラルは、同社の画期的な8.0Lクアッドターボチャージャー付きW16エンジンにとって、これ以上ないほどふさわしいフィナーレと言える。

2. ブガッティ・ミストラル
2. ブガッティ・ミストラル

彫刻のようなボディの下、その中身はシロンとほぼ共通だ。つまり、カーボンファイバー製を主とする構造で、ミドシップレイアウト、2シーター、そして2トン近い車両重量がある。

「ミストラルは、非常に運転しやすいというブガッティの伝統を受け継いでいる」
――マット・プライヤー(編集委員)

固定ルーフがないにもかかわらず、剛性を損なっているようには感じられない。適度に硬めでありながら衝撃を十分に吸収し、超高速走行時には車高を調整することもできる。

ミストラルは運転する喜びも素晴らしいが、やはりW16エンジンは格別だ。エアインテークはドライバーの頭のすぐ上に配置されており、フルスロットル時にはエンジンが大量の空気を吸い込むため、耳の中で気圧の変化を感じることができる。

全体として、ミストラルはハイパーカーとして極みとも言える速さ、美しさ、官能的な魅力、そして過剰さを兼ね備えている。

3. フェラーリF80

長所:サーキットで見せる驚異的な速さ 意外なほど快適な乗り心地 ロードカーとしての機敏さ
短所:これまでのフェラーリのスペシャルモデルほど華やかではない もっと音が大きくてもいい 価格は300万ポンド(約6億3000万円)以上

生産終了したラ フェラーリの空白を埋めているのが、この新型F80である。

3. フェラーリF80
3. フェラーリF80

マクラーレンのW1がそうであるように、F80はフェラーリ史上最もパワフルなロードカーであり、最高9200rpmまで回転するハイブリッド仕様のツインターボV6エンジンを搭載している。

「奇妙なのは、車外から聞こえる音が驚くほど静かだということだ。ピットストレートの終盤、225km/h近く出ているはずの地点でも、聞こえるのは風切り音だけだ」
――マット・プライヤー(編集委員)

エンジンは、フェラーリのル・マン用レースカー、499Pの部品を採用している。ユニット単体で900psを発生させるが、2基の電気モーターが連携してさらに300psを加え、合計出力は1184bhpに達する。

当然ながら、F80は信じられないほど速い。0-100km/h加速は2.15秒、0-200km/h加速は5.75秒だ。これはマクラーレンW1やメルセデスAMGワンを凌駕する速さである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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