目指したのは洗練性と快適性での魅了 DS No8 FWD パラス(2) アクティブスキャンは上位グレードのみ 体験に際立つ特徴が欲しい

公開 : 2026.08.27 18:10

運転体験に際立つ強みや特徴があって良い

プラットフォームの共有が一般的な現代において、善戦したといえるNo8。それには多くの利点がある一方、革新的な内容に仕上げることは簡単ではない。プレミアムブランドへ相応しいモデルを目指すことは、より難しい。

競合と比較した時、内装の統一感や実用性、航続距離や急速充電などで、No8が高い競争力を備えるとはいえないだろう。運転体験に、際立つ強みや特徴があっても良い。価格は高めといえ、数年後の予想残価も心強いものではない。

DS No8 FWD 230パラス(英国仕様)
DS No8 FWD 230パラス(英国仕様)

それでも個性的なデザインで、走りの質感に優れ運転しやすい。内装の高級感にも不足はない。斬新な電動クロスオーバーであることは、間違いない。

◯:個性的なスタイリング 洗練度が高く運転が安楽 他とは異なる造形で高級感に優れたインテリア
△:標準サスペンションの乗り心地は平均止まり 高級感を損なう内装部品が点在 後席や荷室が広いわけではない 物足りない航続距離

DS No8 FWD 230パラス(英国仕様)のスペック

英国価格:5万790ポンド(約1092万円)
全長:4820mm
全幅:1900mm
全高:1580mm
最高速度:189km/h
0-100km/h加速:7.7秒
航続距離:548km
電費:6.1-7.0km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:2130kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:73.7kWh
急速充電能力:160kW(DC)
最高出力:260ps(オーバーブースト時)
最大トルク:35.0kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

DS No8 FWD 230パラス(英国仕様)
DS No8 FWD 230パラス(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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