ジープ・アベンジャー・フルエレクトリック(2) タフな見た目で運転しやすいシティコンパクト ブランドを新領域へ導く

公開 : 2026.09.28 18:10

個性的で多能な電動クロスオーバー

2030年までに6種のモデルを展開するという、ジープの新たな事業計画を固めるきっかけになった、アベンジャー。販売は好調で、変化が小さい今回のフェイスリフトは、成功のレシピへ手を加えたくなかったことの現れだろう。

同クラスのEVの中で、突出した魅力を放つことに変わりはない。後席や荷室の空間はやや限られ、航続距離も長くはないが、個性的な雰囲気で運転しやすく、多能な電動クロスオーバーへ仕上がっている。

ジープ・アベンジャー・フルエレクトリック(欧州仕様)
ジープ・アベンジャー・フルエレクトリック(欧州仕様)

ジープを新たな領域へ導く、小柄な有力モデルだといっていい。少々突き上げ感の強いリアサスペンションは、改良を加えても良かったかもしれないが。

◯:個性的で愛らしく存在感の強いデザイン キビキビとした操縦性で運転が楽しい ジープらしい高めの視点と実用主義なインテリア
△:ヒートポンプ式エアコンでも伸び悩む航続距離 時折揺れの強い低速域での乗り心地 ライバルに届かない後席の広さ

ジープ・アベンジャー・フルエレクトリック(欧州仕様)のスペック

英国価格:4万2120ポンド(約906万円/試乗車)
全長:4084mm
全幅:1776mm
全高:1528mm
最高速度:149km/h
0-100km/h加速:9.0秒
航続距離:400km
電費:6.2km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1601kg
パワートレイン:AC同期モーター
駆動用バッテリー:50.8kWh
急速充電能力:100kW(DC)
最高出力:156ps
最大トルク:26.4kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

ジープ・アベンジャー・フルエレクトリック(欧州仕様)
ジープ・アベンジャー・フルエレクトリック(欧州仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター

ジープ・アベンジャー・フルエレクトリックの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

Google検索で『AUTOCAR JAPAN』の記事を見つけやすくする方法

人気記事