担架が載るだけのシンプルなワゴン ポンティアック・メンフィアン救急車(1) 増えた車重を支える新型V8エンジン

公開 : 2026.09.26 17:45

新型のV型8気筒エンジンを積んだスターチーフ

メンフィス・コーチ社がベース車として好んだのが、ポンティアック。フォードやシボレー、クライスラーのシャシーも手掛けたが、4ドアサルーンの1961年式スターチーフを加工した、空軍向けのポンティアック・メンフィアンは、晩年の主力になった。

標準のフロントガラスを維持しつつ、48インチ(約1220mm)も持ち上げたハイルーフが特徴。ロングホイールベースの救急車で、個性的なテールランプがリアで灯った。

ポンティアック・メンフィアン救急車(1955年式/北米仕様)
ポンティアック・メンフィアン救急車(1955年式/北米仕様)    パヴェル・リトウィンスキ(Pawel Litwinski)

それより以前、1955年にメンフィアン救急車が何台生産されたのか、情報は残っていない。だが、かなりの数が走っていたことは間違いない。その年式のスターチーフは、1932年以来となる新型のV型8気筒エンジン「ストラト・ストリーク」を得ていた。

ポンティアックは、1955年にシャシーとボディも一新。シボレーと基本構造を共有しつつ、スタイリングは独自開発で、エントリー仕様から2691ドルのカスタム・カタリナまで、多様なグレード展開が用意されていた。

撮影:パヴェル・リトウィンスキ(Pawel Litwinski)

この続きは、ポンティアック・メンフィアン救急車(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーティン・バックリー

    Martin Buckley

    英国編集部ライター
  • 撮影

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ポンティアック・メンフィアン救急車の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事