1156psで100km/hへ2.5秒 ポルシェ・カイエン・ターボ・エレクトリック(1) 基礎骨格はQ6 e-トロンと共有 実質的には4シーター

公開 : 2026.11.05 18:05

高精細なタッチモニターにポルシェらしい内装

カイエン・エレクトリックのキャビンは、3代目から大幅に刷新された。ダッシュボードで目を引くのは、センターコンソールへ向けてカーブしたタッチモニター。腕を支えるハンドレストが備わり、エアコンなどに物理スイッチも用意されている。

操作に多少の慣れは必要ながら、グラフィックの美しさは最高レベル。助手席の正面にもタッチモニターを追加できるが、少々情報過多に感じなくもない。メーターモニターは、フレームレスで緩やかにカーブ。こちらの表示も高精細だ。

ポルシェ・カイエン・ターボ・エレクトリック(英国仕様)
ポルシェ・カイエン・ターボ・エレクトリック(英国仕様)

インテリアの雰囲気は、しっかりポルシェ。上質な素材が用いられ、上品なデザインで仕上げられている。モニターの背景色や間接照明を、派手な色にしなければ。持続可能性へ配慮された内装素材も選べる。

ドライバーを包む環境は、人間工学的にも優れる印象。ヘッドアップ・ディスプレイの投影位置に、若干難はあるようだが。

定員は5名でも実質的には4シーター

後席の空間は広く、3名用のシートベルトが用意されているが、シートの形状的に中央は居心地が悪そう。4シーターと割り切った方が良いかもしれない。ルーフが傾斜するクーペでも、身長190cmの大人が問題なく座れる。

パノラミック・ガラスルーフは、透過度を調整可能。必要なら、車内を外光で満たせる。

ポルシェ・カイエン・ターボ・エレクトリック(英国仕様)
ポルシェ・カイエン・ターボ・エレクトリック(英国仕様)

荷室容量は506L。リアシートは電動で折り畳め、1588Lへ拡大できる。最大牽引重量は3.5tまで対応し、キャンピングトレーラーを引いた旅行を想定しているなら、英国では好適な電動SUVの1台といえる。フロントにも、90Lの収納がある。

走りの印象とスペックは、ポルシェ・カイエン・ターボ・エレクトリック(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    ヴィッキー・パロット

    Vicky Parrott

    2006年より自動車ジャーナリストとして活躍している。AUTOCARを含む複数の自動車専門誌で編集者を歴任した後、フリーランスとして活動を開始し、多くの媒体で執筆を続けている。得意分野はEV、ハイブリッド、お菓子。2020年からは欧州カー・オブ・ザ・イヤーの審査員も務める。1992年式のメルセデス・ベンツ300SL 24Vの誇り高きオーナーでもある。これまで運転した中で最高のクルマは、2008年のフォード・フィエスタSTとアルピーヌA110。どちらも別格だ。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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