【連載:清水草一の自動車ラスト・ロマン】#44 さよならは突然に!嗚呼、大貴族号

公開 : 2026.10.30 12:05

沈む月があればこそ、昇る太陽がある!

私はもう、大貴族号には怖くて乗れない。

そこで弊社スタッフの安ド二等兵に、「臨終間際まで乗っててくれ」と託したが、先日ついに、走行中にDからNに脱落するという最終宣告的な症状が発生し、延命を諦めることを決断した次第である。

大貴族号はタコちゃん(左)への快気祝いだ!さよなら大貴族号!(写真は昨年の夏に撮影)
大貴族号はタコちゃん(左)への快気祝いだ!さよなら大貴族号!(写真は昨年の夏に撮影)    平井大介

同じ時期、タコちゃんは奇跡的な回復を見せて退院! 電話でお話することができた。

オレ「タコちゃん、大貴族号、部品取りに要ります?」

岡本「納車の時、新品のサスペンションパーツも入れてますし、もらえればうれしいです。あれ、もう新品部品が出ないんですヨ!」

よし、大貴族号はタコちゃんの快気祝いだ! んで、「タコちゃんの身代わりに逝った!」と、前向きに考えることにしよう! 沈む月があればこそ、昇る太陽がある! ほんの一部でもどっかで生き残ってくれればヨシ! ムリクリな結末でどーもスイマセン。

(つづく/隔週金曜日掲載、次回は11月13日金曜日公開予定です)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    清水草一

    Souichi Shimizu

    1962年生まれ。慶応義塾大学卒業後、集英社で編集者して活躍した後、フリーランスのモータージャーナリストに。フェラーリの魅力を広めるべく『大乗フェラーリ教開祖』としても活動し、中古フェラーリを10台以上乗り継いでいる。多くの輸入中古車も乗り継ぎ、現在はプジョー508を所有する。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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