日産キャシュカイ 1.5ℓディーゼル、デュアリスにも希望 試乗記

公開 : 2017.07.23 12:40

■どんな感じ?

目指すは洗練性の向上

これまでキャシュカイが売れているのは明らかで、フェイスリフトされたバージョンが売れ続けることだって疑う余地はないし、キャシュカイは同クラスのクルマたちのなかでも英国で際立った存在である。

日産が言うには、キャシュカイは静粛性を高めるべく、手が加わっているとのこと。努力の痕跡は、リアウインドウが厚くなったことと、エンジンのリファインに見受けられた。


エンジン音は、高速道路の速度域でも僅かばかり聞こえるだけで静か。風切り音だってそうだ。ボルテックス・ジェネレータがフロントバンパー下に備わっていて、スムーズな空気の流れを作り出しているのが一因である。


dCi110の心臓は、エントリーレベルであるディーゼルエンジン。動力の伝達については改善が見られたものの、いま一歩といったところだ。追い越し加速をする際にはパワー不足を感じてしまうかもしれない。

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