ケータハム・セブン420R 10台限定「ドニントン・エディション」に試乗
公開 : 2017.07.31 11:40
レーシングカーとロードカーのいいところ取り
レーシングカーは個々のドライバーに合わせたシートとなっているが、このクルマのそれは従来通り。また、レーシングモデルともなれば6点式のシートベルトになるだろうが、このクルマは4点式。
パネルにコショウをまぶしたような大きさのボタンが配置されたインパネも従来通りのままだ。
シーケンシャルのギアレバーや、ほかの細かな違いを忘れてしまえば、ドニントン・エディションはサーキットでのラップタイムを縮めるために生まれてきた生粋のマシンであると気づくはず。まるでレーシングカーを操っているような感覚は、前へ前へとドライバーを掻き立てる。
サーキットでのドライビングは、単にブレーキングからコーナーのクリップを狙うだけの行為のようにも思えるが、その異なるふたつのステップが繋がりを持ったとき、スムーズで華麗なダンスを踊っているかのような気分になる。このクルマをきちんとエスコートしてあげれば、サーキットドライビングというものを理解できることだろう。
その際、単に力任せに振り回せばいいというワケではなく、注意を払うということが要求される。ロールやシャシーからの情報を処理し、ドライビングにフィードバックする。
するとレーシングカーの側面を持つこのクルマは威勢が良く、忠実な相棒になるだろう。スライドし始めたときだって、ドリフト状態でコントロールしてしまえば、急激なグリップ変化に四苦八苦することもない。
バランスの良さは、ターンインの際、驚くべき性能とコーナリンググリップを見せつける。ブレーキはタイヤが温まらないとペダルを踏んだ際の力を充分に発揮しないが、マスターしてしまえばこっちのもの。
ドニントン・エディションの乗り味、それはまさにレーシングカーである。クラッチを使わずに加速していき、コーナーへの進入の際にはクラッチを蹴とばしながら突っ込む。気分はまさにレーシングドライバーだ。
■「買い」か?
420Rドニントン・エディションは、サーキット走行をするためにわざわざトレーラーなどで運ばなくても良くなったクルマである。
これ1台でサーキットや、そこに行くまでの道を存分に楽しめるよう仕上がっている。
ケータハム・セブン420R ドニントン・エディション
| 価格 | £47,500(690万円) |
| 全長×全幅×全高 | – |
| 最高速度 | 219km/h |
| 0-100km/h加速 | 3.8秒 |
| 燃費 | – |
| CO2排出量 | – |
| 乾燥重量 | 560kg |
| エンジン | 直列4気筒1999ccガソリン |
| 最高出力 | 213ps/7600rpm |
| 最大トルク | 20.7kg-m/6300rpm |
| ギアボックス | 6速シーケンシャル |



