2017年 AUTOCAR英国の編集部員が買った9台のクルマたち

公開 : 2017.12.30 15:40  更新 : 2017.12.31 10:38

ジョン・エヴァンスが買ったヴォグゾール・アストラ・1.6SXi

先週はフィアット・クーペ、先々週はアストン マーティンV8ヴァンテージ、その前はポルシェボクスター986……。全部ほしいところだが、これはAUTOCARの中古車購入ガイドの話だ。

今回の話はわたしのヴォグゾール・アストラ、2006年登録の1.6SXi、3ドアで走行15.7万km。これは政略結婚である。前のオーナー(2番目の息子)が2月にほとんど新車のフォルクスワーゲン・シロッコを買ったので、アストラを個人的に売りに出すというのだ。それをわたしが買った。

800ポンド(12万円)(かみさんがわたしに腹を立てて1000ポンド(15万円)になった)を支払った後で、ウインカーのステムはないし、リア・ブレーキはすり減っているし、点検は必要だし、MOTは切れているし、ということに気づいた。なんてこったい。

アストラはわたしにとって2台目だ。最初のクルマ(2005年登録の1.8オートマティックの5ドア)は約10万km乗った。子どもたちとの生活そのものだった。武骨で頼りがいがあり、スポーツ・ボタンを押せばクイックにもなった。

なので、この2台目のアストラが同じだとわかっても驚きはしなかった。104psの1.6ℓモデルだが、1.8ℓモデルの筋力はないものの、3750rpmあたりにトルクの山があり、スポーティーなマニュアル・ギアボックスがそれを助長する。5速でも4速みたい、という感じだ。

ステアリングはクイックになっているが、注意が必要。先日、濡れたラウンドアバウトを出ようとして自信をもってハンドルを切ったところ、テールが流れた。少なくともかみさんはもう乗ろうとしないだろう。

話を7月に戻すと、わたしはクルマにキャンプ道具を積み込んでイーペル(ベルギー西部、フランデレン地域のウェスト=フランデレン州にある都市)に行った。走りは快調。ぼんやりしたヘッドライトを除けばやはり現代的で、移動コストもとても安い。V8ヴァンテージを手に入れた際には、惜しいことをしたと悔やむだろう。違うか。

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