祝、新型ポルシェ911(992)発表 写真で振り返る55年の歴史

公開 : 2018.11.29 18:20

初代911登場(1963年)

この911を作ったのはフェルティナンド・ブッツィー・ポルシェだ。フェルディナンド・ポルシェの孫である彼は、2012年4月にこの世を去った。911が50周年を迎える前年のことであった。

初代911は1963年のフランクフルト・モーターショーでポルシェ901としてそのベールを脱いだ。しかし、プジョーが3桁の数字の中央に0をおくその命名法に異議を唱えたのだ。そこでポルシェは911に名称を変え、それが50年間続いている。

初期の車両には130psの2.0ℓ(1991cc)エンジンが搭載され、最高速度は211km/hに達した。

しかし、そのスタイルを好み、パフォーマンスを求めない向きにはより安価な選択肢が用意された。91psを発揮する1582ccの4気筒を搭載する912が1965年に発売された。この年は初めて英国、日本、オーストラリア向けに右ハンドル仕様の911が生産された年であった。

より多くのパワーを求めるひとのために、1966年には160psの911Sが発売された。今や伝説的な存在となったフックス製鍛造ホイールが初採用されたモデルだ。そしてリアにはベンチレーテッドディスクとアンチロールバーが装備された。

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