英国の評価 トヨタ・カローラ2.0ハイブリッド ホットなエンジン欲す

公開 : 2019.02.19 10:30  更新 : 2021.01.28 16:58

どんな感じ?

グレード差が少ない見た目や車内の質感

予想通り、テスト車両は4段階あるうち、トップグレードのエクセル。オプションのパノラミック・サンルーフに2トーンのボディカラーが装備されている。ただ、黒塗りのルーフ周りは塗装というより、ラッピングされた雰囲気に近い。エクセルには18インチのホイールを履かされていたが、それ以下のグレードでは直径がひと回り小さくなる。またエクセル以外ではボディ塗装は単色となり、プライバシーガラスや電動ドアミラーもオプションとなるが、LEDヘッドライトはすべてのグレードで標準装備。カラードバンパーも全車共通となっている。正直、グレードによって見た目の大きな差はないだろう。

車内でも同様で、デザインでカローラらしさというものは得られていないが、グレードによって明確な違いは感じられない。インスツルメントパネルのモニターが7インチから4.2インチへと小さくなるくらい。とても良いことだと思う。インフォテインメント・システムのできはいまいちだけれど。

トランスミッション・トンネルは先代よりもボリュームが増えたが、全体的に整然とし、シンプルになった印象。ダッシュボードは彫刻的な造形になり、ピアノブラック仕上げとクロームメッキ仕上げのプラスティック・トリムの使用も一貫性がある。プラスティックにスティッチが施されたレザー風のダッシュボード素材にだまされるひとはいないと思うが、安っぽくは見えない。手に触れる部分は、しっかり素材を吟味してある印象だ。

新しいプラットフォームを得たこともあり、Aピラーは細くなり、グラスエリアの下辺、スカットルも低められた。またドアミラーの位置も見直すことで、フロントサイドにクォーターガラスを設け、視認性を向上させている。オーナーの要望を受けてか、シフトノブもしっかりしたものになり、操作感も先代のオーリスから改善されている。

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