長期テスト ホンダ・シビック・タイプR(4) 慣らし完了 マセラティとも互角

公開 : 2019.04.01 17:10

サウンド以外互角の走り

しかし、曲がりくねったカントリーロードを走る限り、マセラティを追いかけるのにまったく問題はなかった。フランケルは決して運転が下手なわけではないが、逃げ切ることは出来なかったのだ。一方のわたしもプッシュするには至らなかったが。

タイプRのトラクションとスピードは驚くべきもので、ハンドリングは予測しやすく、オーバーステアに至る穏やかな挙動は評価に値する。そのおかげか、600kmの長い道のりが非常に楽しいものとなった。一方のフランケルは、恨めしい思いでバックミラーを覗いたことだろう。

正直、4倍近く高いマセラティに唯一負けたと思ったのはエンジンサウンドだけだった。いくらタイプRといえど、ターボユニットがイタリア製V8に勝つことはできなかった。

好きなトコロ

エクステリアのスタイリング

今でも新鮮味が薄れていない。尖ったツーリングカー風のスタイリングをとても気に入っている。

嫌いなトコロ

エンジンサウンド

高速域ではエンジンが低くうなる。一度聞こえてしまうと、ずっと気になってしまうだろう。

テスト車について

モデル名:ホンダシビック・タイプR GT 2.0 VTEC ターボ
新車価格:3万2995ポンド(514万円)
テスト車の価格:3万3520ポンド(522万円)

テストの記録

燃費:13.5km/ℓ
故障:ブレーキ鳴き(解決済)
出費:無し

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