新型BMW1シリーズ発表 実用性に重点 FF化も走りを追求

公開 : 2019.05.28 02:50

ハンドリング追求は変わらず

エンジンのパワーおよびトルクは低下しているが、BMWによれば実際のパフォーマンスには大きな差はないという。シャシーの剛性を向上させつつ20kg軽量化されていることもその理由だ。0-100km/h加速は4.8秒となり、先代より0.2秒遅いが、最高速度は同じくリミッターにより250km/hに制限される。ゴルフRパフォーマンスとパワーは同等だが、トルクでは上回っている。

M135iのスタイリングは1シリーズの他グレードとはやや異なっている。モータースポーツにインスパイアされたメッシュ型のキドニーグリルなどが特徴だ。BMWは1シリーズに先代と同等のハンドリングを与えるべく、アクチュエータ式の空転制御システムを装備している。これはECUにスリップコントローラを直接マウントすることにより、アンダーステアに対するDSCの介入遅れを減らしているとのことだ。

BMWパフォーマンス・コントロールが標準で装備されるとともに、全グレードにマルチリンク式リアアクスルおよびブーメラン型のストラットが装着され、剛性が高められている。M135iにはさらなる補強が施され、アンチロールバーも追加されている。

発売時のラインナップは140psの1.5ℓ3気筒を搭載する118iをはじめ、116d、118d、そして四輪駆動の120d xドライブなどが設定される。下位モデルには6速マニュアルまたは7速オートマティックが、120dには8速ATが標準装備される。現時点ではガソリンおよびディーゼルのみの販売だが、ハイブリッドにも対応するとのことだ。

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