長期テスト スズキ・スイフト・スポーツ(2) キャラもカラーも親しみやすい

2019.08.11

キャラに合った、真面目すぎず快活なカラー

駐車場でクルマを見つける時間が劇的に短くなった。飛行機の到着が遅れて深夜12時を回った日、疲れがたまっていたのか、どこにクルマを停めたのか忘れてしまったのだが、ヒースロー空港の広大な駐車場でもすぐに見つけることができた。

それに、交差点でさも見落としたように割り込んでくるクルマも少なくなった。こんなカラーなのだから当然見えているはずなのだ。


しかし、このカラーが気に入っている理由の多くはクルマのキャラクターに良く合っているからだ。明るく快活で楽しげで、真面目すぎない。

この鮮明なカラーでは、標準モデルよりもアグレッシブなデザインがよくわかる。それに標準モデルにはオプションでも用意されていないカラーなので、間違ってもシティカーに乗っているような感覚にはならないだろう。

シンプルな作りに好感 キャラもカラーも親しみやすい

まだ乗った時間は短いが、スイフトスポーツの比較的シンプルな作りにすでに夢中になっている。多くのモダンなホットハッチは走らせると魅力的なものの、最近のスマートフォンと同じくセットアップするには時間がかかりすぎる。本格的に楽しむ前に様々なドライブモードやセッティングを試さないといけないとなると、楽しさも半減してしまう。

しかし、スイフトスポーツはいかなるドライブモードも存在していない。前述したようなタイプのホットハッチではないのだ。まさに的を射たセッティングで、走りは快活、レスポンスはシャープに仕上がっている。これは初めてダブリンからトゥイッケナムまで走った時に、早くも明確になった点だ。

それに、このような美点はわたしが毎日の通勤に使っていることからもわかるだろう。ホットモデルだからといって、過剰に足回りが固く、このような道で乗り心地が悪いわけではない。標準モデルほどしなやかにバンプをいなすことはできないが、良い路面状況でのみパフォーマンスが発揮できるよう、荒れた路面の乗り心地を妥協しているとは感じない。

そのような意味で、スイフトスポーツのキャラクターはまるでチャンピオンイエローだ。日常の足にと選んだカラーではないかもしれないが、慣れるまでに時間はかからない。

それに、5歳の甥と会ったときの話もしておこう。このクルマを見せると、彼は「めっちゃかっこいい」といった。わたしにはそれだけで十分だ。

 
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