9月に売れた日本車 マツダ3、8月から倍増し7533台 マツダ2も伸びる

公開 : 2019.10.13 22:20  更新 : 2019.10.14 18:08

9月の新車販売レポート、日本の登録車編です。マツダ3が、9月に入り好調。新型カローラは4位にランクインしました。マツダ2も伸びています。

9月 日本メーカーの成績は?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

日本自動車販売協会連合会がまとめた2019年9月の登録車の新車販売台数(速報値)は、前年同月比12.8%増の34万7706台と3か月連続でのプラスを達成した。

これで2019年度上半期(4月~9月)の成績は、前年同期比5.2%増の165万9740台と2年ぶりに前年実績を上回った。

デミオはマツダ2に改称。8月の1778台(デミオ)から、9月は4871台(マツダ2)に。ガソリン車が約8割を占める。
デミオマツダ2に改称。8月の1778台(デミオ)から、9月は4871台(マツダ2)に。ガソリン車が約8割を占める。

9月の登録車のブランド別新車販売台数では、トヨタが前年同月比23.7%増(15万1538台)、ホンダが同5.5%増(3万5925台)、マツダが同25.5%増(2万3727台)、スズキが同0.5%増(1万1610台)、レクサスが同117.7%増(7727台)、三菱が同23.1%増(6233台)、ダイハツが同11.0%増(3689台)とプラスを達成。

対して、日産が同5.6%減(3万9495台)、スバルが同7.3%減(1万1435台)とマイナスに落ち込む。

2019年度上半期で見ると、トヨタが前年同期比10.3%増(77万434台)、ホンダが同9.0%増(18万8032台)、スバルが同0.1%増(5万5099台)、レクサスが同31.2%増(2万9874台)、三菱が同11.3%増(2万3341台)と前年度超えを実現。

一方、日産が同10.8%減(17万8022台)、マツダが同3.0%減(7万9431台)、スズキが同7.4%減(5万9953台)、ダイハツが同5.6%減(1万5834台)と前年割れとなった。

シエンタ 2か月連続トップ

登録車の新車販売の動向に関して業界団体の関係者は、「9月期は新型車や特別仕様車を精力的に発売したブランドが販売台数を大きく伸ばした。とくに普通車の販売が好調で、前年同月比16.9%増の17万7704台と3か月連続でのプラスを達成した」

「消費税アップ直前の駆け込み需要に関しては、一定程度はあった模様。ただし、前回の消費税アップ時と比べると、かなり弱含み。9月の新車販売が2桁プラスを記録したのは、駆け込み需要というよりも、新型車効果が主要因だろう」と解説した。

TNGA世代となった新型カローラ。いきなり4位(1万1046台)に入った。
TNGA世代となった新型カローラ。いきなり4位(1万1046台)に入った。

登録車の車名別ランキングでは、トヨタ・シエンタが前年同月比85.4%増の1万3558台を達成して2か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、同3.0%減ながら1万3183台を記録した日産ノートが前月から2つ順位を上げてランクイン。第3位には同16.7%増の1万1158台でトヨタ・プリウスが入った。

また、9月17日にセダンとツーリングが新型に切り替わったトヨタ・カローラは、同26.5%増の1万1046台を記録して第4位に位置。1か月フルの期間を経た10月の販売台数がどこまで伸びるのか、今後の動きに要注目だ。

話題のニューモデルの販売成績を見ていこう。

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