【ルノー製ターボマシンの代名詞】5ターボ2と5ゴルディーニ・ターボ 後編

公開 : 2020.01.19 16:50  更新 : 2021.02.02 12:41

番外編:サーキットも走ったラリーマシン

ヨーロッパ・カップでサーキットを走ったルノー5ターボは、162psの量産モデルと大きな違いはなかった。ドアの内張りも残された、シングルメイクレーシング・カーだ。現代のルノー・クリオ・カップカーとはかなり異なる。

フランスのサルト・サーキットを駆け回るルノー5ターボ。前座として開かれたレースは、本番のレースより陽炎が立ち上ったかもしれない。ラ・フェルテ・ゴシェ・サーキットで数周走っただけで、我慢できないほど熱くなったことを考えれば良くわかる。

ヨーロッパ・カップ仕様のルノー5ターボ
ヨーロッパ・カップ仕様のルノー5ターボ

リアタイヤは常に前へと出たがる。前輪の向こうに広がる視界は良好。充分に温まりきらないタイヤは滑りやすい。縁石の上にタイヤを載せる瞬間に、幸福を感じてしまう。

少し滑ってダートに踏み込むと、世界ラリー選手権で戦ったグループBマシンを想起した。ターボのブースト計がくるりと向きを変えれば、289psが放たれる。

すべてが増幅器に掛けられたようだ。ターボラグを減らすために回転数を高く保てば、クルマはひたすら速く進み続ける。車内は暑く、オーブンの中にいるのではと思うほど。この状況で、アフリカのラリーステージで戦っていたことを想像すると、気が遠くなった。

更にマキシだったら、どんな体験だったのだろうか。

2台のスペック

ルノー5 ゴルディーニ・ターボ(1982年〜1986年)のスペック

価格:新車時 5750ポンド(81万円)/現在 1万5000ポンド(213万円)
生産台数:500万台(ルノー5総計)
全長:3555mm
全幅:1520mm
全高:1410mm
最高速度:186km/h
0-96km/h加速:9.8秒
燃費:10.6km/L
CO2排出量:−
乾燥重量:850kg
パワートレイン:直列4気筒1397cc
使用燃料:ガソリン
最高出力:111ps/6000rpm
最大トルク:14.9kg-m/4000rpm
ギアボックス:5速マニュアル

ルノー5 ターボ2(1983年〜1986年)のスペック

価格:新車時 −/現在 9万ポンド(1278万円)以下
生産台数:3175台
全長:3664mm
全幅:1752mm
全高:1323mm
最高速度:200km/h
0-96km/h加速:6.9秒
燃費:11.1km/L
CO2排出量:−
乾燥重量:970kg
パワートレイン:直列4気筒1397cc
使用燃料:ガソリン
最高出力:162ps/6000rpm
最大トルク:21.3kg-m/4000rpm
ギアボックス:5速マニュアル

ルノー5ゴルディーニ(アルピーヌ)・ターボ
ルノー5ゴルディーニ(アルピーヌ)・ターボ

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