ロードテスト フォード・プーマ ★★★★★★★★★☆

公開 : 2020.04.04 08:50

購入と維持 ★★★★★★★★★☆

プーマはライバルたちと比較して割高に思えるかもしれないが、それは事実ではない。

まず、用意されるエンジンはどれも力強く経済的だ。そして、今回テストしたエントリーグレードのタイタニウムでも充実した装備には、エアコンやオートライトなども含まれている。ただし、12.3インチのディスプレイを用いたデジタルメーターが採用されるのは、STライン以上となる。

プーマの残価率はキャプチャーやTクロスといい勝負。ライバルたちより高いと予想される。
プーマの残価率はキャプチャーやTクロスといい勝負。ライバルたちより高いと予想される。

残価は、キャプチャーやTクロスといった強力なライバルを凌ぐと予想される。しかも、多くのグレードでCO2排出量が99g/km以下に収まるというのは、カンパニーカー需要も大きい英国ではプラス材料となるだろう。

ファミリーカー市場で重要視される燃費性能は、特別な運転をしなくても良好な数字を出せる。今回の125ps版ハイブリッドは、高速道路で17.7km/L、平均で13.8km/Lをマーク。現実的な航続距離は580km近い。

長距離走行が多いユーザーは、ディーゼルを待つのが吉だ。こちらはロングツーリングで21km/L近い燃費が期待できる。

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