【緑の意味は?】EVに、グリーンナンバープレート導入決定 英国で0エミッション・ゾーン乗り入れ可

公開 : 2020.06.16 20:41  更新 : 2020.06.16 22:01

イギリスで、EVの利用促進を狙う新たな動きが。英政府が、「グリーンナンバープレート」を今年の秋から導入すると発表しました。ナンバーの端の緑のマークが目印です。どんなメリットがあるのでしょう?

2020年秋から運用開始

text:Rachel Burgess(レイチェル・バージス)

イギリス政府は、2020年の秋から、電気自動車に装着するグリーンナンバープレートの運用を開始すると発表した。

これは、2050年までに実質的に排出ガスゼロの自動車社会を目指す計画の一環として行われるもの。EVのユーザーを増やすための法令整備を自治体に促し、EVの認知向上を進めるのが目的だ。

イギリス政府が発表したグリーンナンバープレートのサンプル。上が車両のフロント用、下がリア用。
イギリス政府が発表したグリーンナンバープレートのサンプル。上が車両のフロント用、下がリア用。

グラント・シャップス運輸相は、「グリーンナンバープレートが、ドライバーの皆さんのためのインセンティブをさらに生み出し、道を行くクリーンなクルマの認知向上を後押しするでしょう。これによって、将来のグリーンな交通社会がわれわれの掌中にあると示すことができるのです」と、導入に向けた意気込みを語っている。

ナンバーの端が緑 そのメリットは?

具体的には、ナンバープレートの端にグリーンの色区分が入った車両は、駐車料金に値引きが適用されたり、各地で計画されている「ゼロ・エミッション・ゾーン」への乗り入れが許される予定だ。

EVの利用促進を狙うグリーンナンバープレートの導入は、昨年10月に議題にのぼり、半年におよぶ協議を終えて、いよいよ運用が始まることになる。

グリーンナンバープレートは今秋から英国で運用が開始される。駐車料金の割引やゼロ・エミッション・ゾーンへの乗り入れが許される予定だ。
グリーンナンバープレートは今秋から英国で運用が開始される。駐車料金の割引やゼロ・エミッション・ゾーンへの乗り入れが許される予定だ。

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