期待通りに新しく伝統的 ロータス・エミーラへ試乗 アルミシャシーに3.5L V6 前編

公開 : 2022.06.13 08:25

実用性に配慮された上質なインテリア

実用性にも気が配られている。ドアパネルにはクッション材が仕込まれ、ドアポケットも付いている。ダッシュボードには、グローブボックスが設けられた。

エヴォーラより高い位置に据えられたシフトレバーの後方、センターコンソールにはカップホルダーが2つある。助手席の人と奪い合いにならなくて済む。

ロータス・エミーラ V6 ファーストエディション(英国仕様)
ロータスエミーラ V6 ファーストエディション(英国仕様)

メーターパネルはモニター式。インフォテインメント・システム用に、スマートフォンとのミラーリング機能に対応したタッチモニターも付く。エアコンの操作系は独立して残され、実際に押せるハードスイッチで扱いやすい。

送風モードを選ぶボタンには、ヘルメットを被った姿のアイコンがあしらってある。可愛いディティールだ。

ドライビングポジションは良好。シートは若干サイドサポートが不足気味に感じたが、同僚はそんなことはないと話していた。ペダルのオフセット量は、エヴォーラよりだいぶ小さい。

ステアリングホイールのリムは上下がフラットで、あまり筆者の好みではないものの、角度の調整域は広い。回している途中で、スポーク部分のスイッチに触れてしまうことがあった。

ステアリングコラムは、ジーリー・ホールディングス傘下のボルボポールスターと共有する部品のようだ。質感は高いから、残念に思う部分ではない。

この続きは後編にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    英国編集部エディター・アト・ラージ
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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