2022年版 加速性能ランキング 1位は大阪発? 0-97km/h加速3.0秒以下のバケモノたち

公開 : 2022.07.17 06:05

0-97km/h(または0-100km/h)加速タイムが3.0秒を切る市販車をランキング形式で紹介。同タイムのモデルは同率で並べました。世界で最も加速がいいクルマは、意外にも日本車でした。

世界で最も加速がいいクルマは?

世界最速のクルマには、さまざまな形や大きさのものがある。ガソリン車、ハイブリッド車、EV、本格的なスポーツカー、高級セダンなど、0-97km/h発進加速(または0-100km/h発進加速)で3.0秒を切るための公式は1つではない。

今回は、自動車メーカーが公式に主張する数値に基づき、発進加速性能が最も高いモデルをピックアップした。コンセプトは除き、実際に購入できる市販車のみを含んでいる。改造車やサーキット走行専用のマシンは対象外だ。

0-97km/h(または0-100km/h)加速が同タイムのモデルは同率で紹介する。
0-97km/h(または0-100km/h)加速が同タイムのモデルは同率で紹介する。

また、テスラやルーシッドには申し訳ないが、米国でよく用いられるドラッグレース方式の「ワンフット・ロールアウト(発進時の最初の1フィートを無視する)」も除外する。3.0秒を切ることができなかったのなら、このリストには入っていない。

10. フェラーリ296 GTB、フェラーリF8トリブートランボルギーニウラカン・エボ、マクラーレン720S – 2.9秒(0-100km/h加速)

3.0秒の壁を破るのは並大抵のことではないが、現代ではいくつものクルマがこれを達成したと主張している。しかし、ここで10位に並んだ4台のクルマは、いずれも公道走行重視のタイヤを履いたミドエンジン・後輪駆動(MR)方式のものばかりだ。このレイアウトでは、「2.9秒」というのが加速力の限界と見られる。

マクラーレン720SとフェラーリF8トリビュートはともにV8ツインターボ、ランボルギーニ・ウラカン・エボは5.2L V10自然吸気エンジンを搭載している。しかし、296 GTBはプラグインハイブリッドの3.0L V6エンジンを搭載し、最高出力830psを発揮するなど、スーパーカーの未来を垣間見ることができる。

フェラーリF8トリブート
フェラーリF8トリブート

9. アリエル・アトム4、ケーニグセグ・レゲーラ、マクラーレン765LT、ポルシェタイカン・ターボS、ラディカルSR8、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJおよび780-4ウルティマエ – 2.8秒(0-100km/h加速)

静止状態から100km/hまで2.8秒で到達するクルマとなると、その性格はかなり極端だ。アリエル・アトム4やラディカルSR8はサーキット向けのスペシャルな雰囲気を漂わせているし、その一方では高級EVセダンのポルシェ・タイカン・ターボSが優雅なフォルムを誇っている。

そして、ハイブリッド車のケーニグセグ・レゲーラ、ハードコアなマクラーレン765LT、ランボルギーニ・アヴェンタドールなど、血の通ったスーパーカーも勢ぞろいしている。

ケーニグセグ・レゲーラ
ケーニグセグ・レゲーラ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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