BMW 新型LMDhマシンのカラーリング公開 IMSA投入、2024年にはル・マンも

公開 : 2022.09.26 18:05

BMWは、2023年にIMSAに投入するLMDhマシン「MハイブリッドV8」のカラーリングを発表しました。2024年にはWECにも参戦予定です。

BMW 伝統的な耐久レースに復帰

BMWは、来年から米国のIMSAスポーツカー選手権に投入するLMDhマシン「MハイブリッドV8」のカラーリングを発表した。2024年には、ル・マン24時間を含むFIA世界耐久選手権(WEC)にも参戦する予定。

BMW Mのフランク・ファン・ミールCEOは、次のように述べている。

BMW MハイブリッドV8
BMW MハイブリッドV8    BMW

「2023年からIMSAシリーズ、2024年からWECでBMW MハイブリッドV8を走らせることは、プロジェクトにおける1つのマイルストーンです」

「BMW MのCEOに就任した当初は、ル・マン24時間レースの並外れたスケールに驚かされました。ですから、この伝統的なレースで、そしてWECで、数十年ぶりにBMW Mモータースポーツとして再び挑戦できることに大きな喜びを感じています」

「MハイブリッドV8は、BMW Mにとって電動化への転換点となるものです。北米のIMSAシリーズと世界中で開催されるWECは、電動化されたBMW Mのマシンがどれほどエキサイティングなものかを示すのに最適な場であると考えています 」

BMW Mモータースポーツ責任者のアンドレアス・ルースは、チャンピオンシップへの参戦を決定した主な理由の1つは予算であるとし、次のように述べた。

「レギュレーションは(LMP1時代から)本当に変わりました。それなりの予算があればWECに復帰することが可能です。ハイブリッド技術への移行と相まって、このレギュレーションは費用対効果が高く、わたし達にとって好都合なものでした」

「これは当社の市販車開発にも役立つでしょう」

BMWらしい外観 キドニーグリルも採用

新型MハイブリッドV8は、FIAの新しいLMDh(ル・マン・デイトナ・ハイブリッド)規定に沿って設計されたプロトタイプ・ハイパーカーである。

BMWは、ポルシェアキュラキャデラックとともに、2023年にIMSAの新カテゴリー「GTP」に参入する。翌年にはアルピーヌランボルギーニも加わる予定だ。アウディも兄弟ブランドのポルシェとともに来年から同シリーズに参加する見通しだったが、現在計画は凍結されている。

BMW MハイブリッドV8
BMW MハイブリッドV8    BMW

GTPカテゴリーには、ル・マン・ハイパーカーのルールに従って製造された車両も含まれるため、LMDh車両とともにトヨタGR010、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスSGC007、プジョー9X8がグリッドに並ぶ予定である。

LMDh車両はすべて、英国に拠点を置くウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング社のバッテリーと出力50psの電気モーター、セクストラック製トランスミッションから成るハイブリッドシステムを採用している。BMWのMハイブリッドV8は、未発表のターボチャージャー付きV8エンジンを搭載し、規定で認められている合計出力680psを発揮する見通し。

シャシー・サプライヤーについては、BMWはキャデラックと同じくダラーラを選択した。ポルシェはマルチマティック、アキュラはフランスのオレカを指名している。

エクステリアは、BMWの市販モデルの特徴を取り入れたデザインとなっている。

フロントエンドのキドニーグリル(ミドマウントのV8エンジンへ空気を送る)をはじめ、「フック」スタイルのサイドミラー、独特のリアライトデザイン、さらにはBMWのトレードマークであるホフマイスター・キンクを模したサイドグラフィックが特徴的だ。

BMWグループ・デザインワークスのグローバル・オートモーティブ・ディレクターであるマイケル・スカリーは、次のように述べている。

「わたしのチームの仕事は、BMW MハイブリッドV8をBMWらしく見せること、そしてレース・トラックでBMWらしいパフォーマンスを発揮できるようあらゆる機会を捉えることでした」

「デザインはBMWのDNAに根ざしており、エクステリアの大胆で決然としたキャラクターは、ターボパワーのフロンティアマンシップを示し、最適化されたハイブリッド・パワートレインと一体化しています」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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