【実際に購入レポート】日産リーフ2回目の車検 バッテリー容量はどう変化? 3台目リーフの今

公開 : 2022.11.02 05:45

バッテリー残量把握に「%」表示は必要

日産リーフを3台乗り継ぎ11年が経ちました。

これまで国内メーカーからのEV発売は限られていました。

下り坂で電気量が増えるのはガソリン車にはない現象。バッテリー残量を「%」で表示することはユーザーへの思いやりといえる。画像はリーフ初期型のインパネ画面。バッテリー残量は右の12本のバー表示。
下り坂で電気量が増えるのはガソリン車にはない現象。バッテリー残量を「%」で表示することはユーザーへの思いやりといえる。画像はリーフ初期型のインパネ画面。バッテリー残量は右の12本のバー表示。    小林薫

しかし、いよいよトヨタからSUVタイプのEV(bZ4X)が発売され期待は高まりました。

ところが、大きな驚きが……。

何とバッテリー残量の表示に、数値での%表示がない。

すでに試乗した多くの人から指摘されています。あまりにも信じられなかったのでKINTOカスタマーセンターにも確認しました。

12年前に発売されたリーフの初期型モデルにも「%」表示はありませんでした。

とても不便だったことを良く覚えています。

そして、最初のマイナーチェンジですぐに%表示は付きました。大きな不評で、すぐに改善したのだと思います。

リーフ初期型のユーザーは皆知っている出来ごと。トヨタが同じような事をするとは、偶然なのか、それとも必然なのか?

たしかに、ガソリン車の燃料計には%表示などはないのでその延長で考えたのかもしれません。

しかし、バッテリーの追加充電はガソリンの給油とは違います。

また、下り坂では電気量が増えるというのはガソリン車にはない現象です。

前述したバッテリー容量の推測もできなくなり、容量低下を定量的に把握できません。

ユーザーに、バッテリー劣化を数値的に知られたくないのかとも思ってしまいます。

EVを楽しむという観点からも絶対に欲しい%表示。廉価なスマホやパソコンでもバッテリーの%表示はあります。

特別難しい話ではないので、不思議な感じすらします。

ひょっとしてトヨタは、日産よりEVについて10年以上遅れているのかと思いました。

このままでは、ジり貧になってしまうのではと心配にもなります。

バッテリー残量の数値表示はとても重要で必要不可欠なもの。

サービス提供を再開したKINTOで、このことを知らずにリース契約を結ぶ人のいないことを願います。

日産リーフを3台乗り継ぐ 小林薫氏が寄稿 長期レポートの前後関係

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