トヨタ、レクサス 新車の登録台数が回復へ 2月の販売実績を解説

公開 : 2023.03.09 11:45  更新 : 2023.11.08 01:13

2月の軽 3モデルが1万台超え

2月の軽自動車ランキングは、生産調整の影響で前年同月比1.6%減となったものの1万9652台を販売した「ホンダNボックス」が、9か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、昨年10月にマイナーチェンジした「ダイハツタント」が同42.6%増(1万2743台)を達成して前月と同位に位置。

EV普及のキーとなる日産サクラは、連月4000台規模の販売が続いている。
EV普及のキーとなる日産サクラは、連月4000台規模の販売が続いている。

また、第3位には昨年7月にキャンバスを全面改良した「ダイハツ・ムーヴ」が同91.7%増(1万41台)を成し遂げてランクインした。

2023年2月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報(全軽自協調べ)

1位 ホンダNボックス:1万9652台
2位 ダイハツ・タント:1万2743台
3位 ダイハツ・ムーヴ:1万41台
4位 スズキスペーシア:9790台
5位 日産ルークス:9140台
6位 スズキ・ワゴンR:7299台
7位 スズキ・アルト:6475台
8位 ダイハツ・タフト:6065台
9位 スズキ・ハスラー:5611台
10位 ダイハツ・ミラ:5153台

注目車の動向を見ていこう。

昨年9月に一部仕様向上を図った「日産ルークス」は、前年同月比37.3%増(9140台)を記録して第5位に。新バージョンのスマイルが販売を牽引する「スズキ・ワゴンR」は、同9.7%増(7299台)を達成して第6位にランクイン。

また、昨年6月に発売した軽EVの「日産サクラ」は4109台、「三菱eKクロスEV」は1074台の販売を記録する。

さらに、20thアニバーサリーエディションの生産を開始した「ダイハツ・コぺン」は同32.6%増(488台)を成し遂げた。

一方で商用車カテゴリーでは、昨年12月に全面改良を実施した「ダイハツ・ハイゼットカーゴ」が同6.0%増(8237台)、昨年8月にデビューした新型軽バンの「スズキ・スペーシアベース」が1423台の販売台数を記録。

昨年11月に一般販売を再開するとともに法人向けの販売も強化した軽商用EVの三菱「ミニキャブ・ミーブ」は、同178.2%増の409台を登録した。

登録車と軽の合計ランキングは?

なお、登録車と軽自動車を合わせた2月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが6か月連続での首位に立ち、以降はトヨタヤリス、トヨタ・カローラ、ダイハツ・タント、トヨタ・シエンタと、前月と同順位で並ぶ。

また、トップ5に日産ノートとダイハツ・ムーヴを加えた計7車種が月間販売台数1万台を超え、前月と同レベルをキープした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。

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