トヨタへOEM供給も予定 ダイハツ、コンパクトカー新型「アイラ」発売 フルモデルチェンジ インドネシア

公開 : 2023.03.11 14:20

ダイハツのインドネシア現地法人は、「アイラ」を約10年ぶりにフルモデルチェンジし、3月10日に発売しました。

10年ぶりフルモデルチェンジ

ダイハツのインドネシア現地法人であるアストラ・ダイハツ・モーター社(ADM)は、Aセグメントの5人乗りコンパクトハッチバック車「AYLA(アイラ)」を約10年ぶりにフルモデルチェンジし、3月10日に発売した。

初代「アイラ」は、ダイハツが日本の軽自動車やコンパクトカーで培ってきた技術やノウハウをベースに、インドネシアでのニーズを徹底的に追求して開発。

新型ダイハツ・アイラ。CVT(D-CVT)と5MTを用意する5人乗りAセグメントハッチバック。
新型ダイハツ・アイラ。CVT(D-CVT)と5MTを用意する5人乗りAセグメントハッチバック。    ダイハツ

経済成長に伴い拡大する新規自動車購入層向けのエントリーカーとして、インドネシアのエコカー基準である「LCGC」に適合し、2013年の発売以来、新市場を開拓。累計販売台数は約27万台にのぼる。

今回のフルモデルチェンジでは、「The Exciting City Car」をコンセプトに、2023年2月にマレーシアにて発売した新型「AXIA(アジア)」と共通となる、DNGA Aセグメントプラットフォームを取り入れた。

新型「アイラ」のサイズは全長3760mm×全幅1665mm×全高1515mm。

パワートレインは最新の1.2Lエンジン(WA型)を採用するとともに、1.0Lエンジン(KR型)についても性能向上を実施。

さらに、CVT(D-CVT)やDNGA Aセグメントプラットフォームを取り入れることで、従来から燃費性能を約16.5%向上しつつ、操縦安定性や乗り心地などの走行性能や、安全・安心などを含めた基本性能を大幅に向上させた。

また、デザインは「パワフル&アグレッシブ」をテーマに、より存在感あるスタイリングに進化するとともに、コンパクトなボディサイズの中でも広くて使いやすい室内空間や荷室スペースを実現した。

初代に引き続きLCGCに適合し、トヨタグループの新興国小型車事業の一環として、トヨタへのOEM供給やトヨタブランドでの輸出を実施する予定している。

エントリーカーとして求めやすい価格を実現。価格は、1億3400万ルピア~1億8990万ルピア(約120万円~約170万円/1ルピア=0.0089円換算)。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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