どれがいい? トヨタ新型「ランドクルーザー250」は、5種のパワートレイン ハイブリッドも登場するぞ!

公開 : 2023.08.02 12:42  更新 : 2023.08.02 14:54

「ランクル250」が世界初公開! プラドの後継にあたり、5種類のパワートレインが登場します。サイズも確認しましょう。

中近東・東欧にはガソリンHV

トヨタが「新型ランドクルーザー250」を発表し、5種類のパワートレインが用意されることが分かった。

「250シリーズ」と名付けられた新型は、ランドクルーザー・プラドの後継モデルにあたり、ランクルの中核モデルという立ち位置だ。

トヨタ・ランドクルーザー250
トヨタ・ランドクルーザー250

そのボディサイズは、発表会に登場したプロトタイプでは全長4925×全幅1980×全高1870mm。

従来型にあたるプラドと比較して、全長が100mm長く、 全幅が95mmもワイドで、 全高は20mm高い。 ホイールベースは2850mmだから60mm延長された形だ。

注目は「従来型(プラド)以上にランクルにふさわしい、力強い走りや環境性能を実現した多様なパワートレイン」の採用。

5種類のうち1つ目は、ハイブリッドの「上級版電動パワートレイン」。

2.4Lガソリンターボ+ハイブリッド+8速ATという構成(330ps/64.2kg-m)だ。

オフロードはもとより、発進・登坂・トーイング時まで全域でワンランク上の加速性能と環境性能を両立できる期待のパワートレインで、仕向け予定地は、北米・中国とされている。

2つ目は、2.4Lガソリンターボ(281ps/43.8kg-m)+8速AT。新開発のTNGAパワートレインにより、「のびやかで力強い走り・静粛性・環境性能」を実現した量販型のガソリンパワートレインと位置付けられる。中近東・東欧・その他の地域に向けたユニットだ。

48Vディーゼルも 日本向けは?

3つ目は、48Vシステムの「上級ディーゼルパワートレイン」。

2.8Lディーゼルターボ(48V/204ps/51.0kg-m)+8速ATで構成され、1GDユニットの特徴に加え、市街地や渋滞時の実用燃費を向上させている。上質で静かなエンジン始動と、スムーズな走り出しも実現したという。仕向予定地は豪州、西欧だ。

トヨタ・ランドクルーザー250
トヨタ・ランドクルーザー250

4つ目は、純内燃の「量販型ディーゼルパワートレイン」

2.8Lディーゼルターボ(204ps/51.0kg-m)+8速AT。燃費・力強い走りで定評のある1GDと8速ATの組み合わせにより、オフロード/オンロードでの扱いやすさは高い。

西欧・東欧・日本・中近東・その他の地域向けのパワートレインだが、一部国・地域で6速ATを継続設定する。

5つ目は、「良品廉価ベーシックパワートレイン」。

2.7Lガソリン(163ps/25.1kg-m)+6速ATという構成で、東欧・日本・その他の地域向けとなっており、日常域での扱いやすさを改善した。

車体構造については、「300シリーズ」と同じGA-Fプラットフォームによりオンロードも含めた操縦のしやすさと快適性も向上。従来型比で、大幅な剛性強化を果たしフレーム剛性は50%アップ。車両全体の剛性としては30%向上しているという。

また、サスペンションの基本性能向上に加え、悪路走破性の指標となるホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)を高めているから本格的。

電動パワーステアリング(EPS)の採用により、悪路走行時のハンドル取られ低減、すっきりとしたステアリングフィール、低速時の取り回し性向上などに貢献、レーントレーシングアシストを実現した。

250シリーズは、特別仕様車「ファーストエディション」を含めて2024年前半の発売を予定している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    1986年生まれ。クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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